2026年4月25日土曜日

第4054話 歓びアーカイブ 第15回

今日のアーカイブは12年の昔。
みちのくひとり旅の一コマです。

2014年1月17日金曜日

第754話 郡山では餃子と焼売

栃木県・黒磯をあとにして
到着したのは福島県・郡山。
この街を歩いたことがなく、
長居はできなくとも乗り継ぎまで
1時間以上の余裕を持たせてあった。

さっそく駅周辺をパトロール。
商店街のアーケードは
ほとんどシャッターが下りている。
あまり聞かないアイテムながら
まぜそば専門店に行列ができていた。

ステーキまぜそば、ネギトロまぜそば、
気色の悪いメニューが
これでもかと並んでいる。
いったい誰がこんなん食うんやろ?
どうでもいいけど中華麺に
ネギトロは混ぜないだろうから
日本そばなのかな? 
とにかくアッシには関わりのねェ店だ。

商店街を突き抜けたところに
餃子と焼売の店、
「包龍(パオロン)」を発見。
ビールで一息つくのにはちょうど好い。
通したのは薄焼きしそ餃子と黒豚焼売。
小ぶりな薄焼きが5枚

せいろに大きな焼売が3個 
餃子はアッサリのサッパリ。
餡の塩梅もよろしく、
レベルの高さをうかがわせる。
しかしその上をいったのが焼売。
鳥ナンコツをしのばせ、
食感にアクセントをつけている。

お運びの小姐(シャオチエ)に訊ねると、
みちのくで4店舗を展開しているが
残念ながら首都圏には未進出、
横浜中華街ですら
ここより旨い焼売はないのに残念だ。
横浜駅の名物など足元にも及ばない。

郡山駅に戻り、奥羽本線、
愛称・山形線の米沢行きに乗り込む。
目的地は終点の米沢。
山形へ乗り継ぐまでの時間は47分。
駅の近くでラーメンを
食べるくらいの時間しかない。

1973年頃、縁あって
この地方都市を何度も訪れた。
久しぶりに米沢ラーメンが食べたい。
ツルツルのちぢれ醤油ラーメンをー。

駅舎を出ると空模様はみぞれまじり。
ロータリーのあちこちに
雪が積もっている。
コンビニでビニール傘を買うのもなァ。
目の前にラーメンとうどんの店が見えた。
時間もないことだし、ここは即断。

手動の引き戸を引くと、
すぐ目の前はカウンター。
ハハ~ン、こりゃ喫茶店の居抜きだな。
カウンターの上に貼り紙があった。
「二階にいるので呼んでください」―
おい、おい、二階で何してんだい?
ヘンな店に入っちまったぞなモシ。

=つづく=

「包龍」
 福島県郡山市大町1-3-6
 024-925-2315