吉原大門前の馬肉専門店のいま1軒、
「土手のあつみや」の紹介である。
「土手あつみや」
=厳選された 玉子と玉ねぎ =
「中江」、「土手の伊勢屋」の威容ほどではないが
やはり往時を偲ばせる「加藤風呂店」と
そば屋の「大むら」に挟まれるように建つ。
割烹・料亭を自認しており、
客数のまとまる宴会・法事等をターゲットにしているようだ。
しかし実情は見た目も料理もグッと庶民的。
店には申し訳ないが居酒屋の様相を呈して
刺身や鍋ものも揃うし、穴子天ぷら(500円)、柳川(850円)の人気も高い。
店の宣伝文句にゃ
「玉子焼きが大好評でわざわざ遠くから食べに来る人もいます」
とのこと。
それはそれとして馬肉を注文する客が多く、それが一番だから
ここでは準馬肉専門店として扱わさせていただく。
まず馬刺し(1000円)。
「中江」では生姜と千切りキャベツが添えられた。
ここでは生姜と新玉ねぎのスライスにあさつき。
値段はずっと安いし、味に遜色はない。
こいつはいいやと、思わず頬もゆるむ。
定石通りにお次は桜鍋(1700円)だが馬刺し同じ肉に
白滝・焼き豆腐・春菊・玉ねぎのザクも込みと、これまた割安。
割下に溶かし込む味噌玉は
いっぺんにやると味が濃くなるのでゆっくり溶かすが得策。
玉子焼きを自慢するだけあって、おいしい生玉子であった。
と、吉原大門に現存する桜肉屋はこの2軒だけだ。
そう、そう、ちなみに吉原大門は”よしわらおおもん”と訓ずる。
徳川家の菩提寺として名高い増上寺の芝大門は”しばだいもん”。
なぜ、読みを変えるのかというと、
聖俗をごちゃ混ぜにはできないからだ。
まっ、J.C.に言わせれば、
芝は仏さま、吉原は”観音さま”で似たようなもんだけどネ。
エッ? 意味が判らん! ってか?
いや、マイッタなァ。
シモネタは好きじゃないんで
サラッとスルーしてほしかったんですがネ。
ほら、よく言うじゃないですか、観音開きって―。
ハナシを元に戻して馬肉屋である。
今回、訪れたのは、より大衆的な「あつみや」のほう。
実に久しぶりに
東海林さだおサンを囲む食事会だった。
もちろん、御大の相棒にして片腕、中野和雄サンも一緒である。
=つづく=
「土手のあつみや」の紹介である。
「土手あつみや」
=厳選された 玉子と玉ねぎ =
「中江」、「土手の伊勢屋」の威容ほどではないが
やはり往時を偲ばせる「加藤風呂店」と
そば屋の「大むら」に挟まれるように建つ。
割烹・料亭を自認しており、
客数のまとまる宴会・法事等をターゲットにしているようだ。
しかし実情は見た目も料理もグッと庶民的。
店には申し訳ないが居酒屋の様相を呈して
刺身や鍋ものも揃うし、穴子天ぷら(500円)、柳川(850円)の人気も高い。
店の宣伝文句にゃ
「玉子焼きが大好評でわざわざ遠くから食べに来る人もいます」
とのこと。
それはそれとして馬肉を注文する客が多く、それが一番だから
ここでは準馬肉専門店として扱わさせていただく。
まず馬刺し(1000円)。
「中江」では生姜と千切りキャベツが添えられた。
ここでは生姜と新玉ねぎのスライスにあさつき。
値段はずっと安いし、味に遜色はない。
こいつはいいやと、思わず頬もゆるむ。
定石通りにお次は桜鍋(1700円)だが馬刺し同じ肉に
白滝・焼き豆腐・春菊・玉ねぎのザクも込みと、これまた割安。
割下に溶かし込む味噌玉は
いっぺんにやると味が濃くなるのでゆっくり溶かすが得策。
玉子焼きを自慢するだけあって、おいしい生玉子であった。
と、吉原大門に現存する桜肉屋はこの2軒だけだ。
そう、そう、ちなみに吉原大門は”よしわらおおもん”と訓ずる。
徳川家の菩提寺として名高い増上寺の芝大門は”しばだいもん”。
なぜ、読みを変えるのかというと、
聖俗をごちゃ混ぜにはできないからだ。
まっ、J.C.に言わせれば、
芝は仏さま、吉原は”観音さま”で似たようなもんだけどネ。
エッ? 意味が判らん! ってか?
いや、マイッタなァ。
シモネタは好きじゃないんで
サラッとスルーしてほしかったんですがネ。
ほら、よく言うじゃないですか、観音開きって―。
ハナシを元に戻して馬肉屋である。
今回、訪れたのは、より大衆的な「あつみや」のほう。
実に久しぶりに
東海林さだおサンを囲む食事会だった。
もちろん、御大の相棒にして片腕、中野和雄サンも一緒である。
=つづく=