豊島区・大塚は三業通り、居酒屋「さんぺい」にいる。
泡盛の有無を訊ねてみると、恐ろしきかな、
アルコール度数60度のスゴいのがあるというじゃないか!
いや、マイッたな。
でも、ここで引き下がるJ.C.ではない。
自宅にあるポーランド産ウォッカ、
スピリタスははるか高く96度だからネ。
何たってボトルの裏ラベルにこうあるもの。
蒸留を繰り返すこと70数回、
純度を極めたポーランド産ウォッカの雄です。
アルコール度数が高いため、火気に注意してください。
スピリタスほどではないが、そのキツいヤツをロックで注文。
おっと、その前にひとこと。
お待たせしました、江東区のM村サン、
これが”さいはてのスピリッツ”にござんす。
なぜ”さいはて”かというと、
この”どなん”なるスピリッツ、
沖縄は南西諸島八重山列島、与那国島の産なのだ。
日本最西端の島の向こうはもう台湾、
与那国島はさいはての国境の島である。
さて、どなん。
実はコレ、泡盛であって泡盛ではない。
酒税法によって泡盛は45度以下と定められており、
これを超えると”花酒”と呼ばれるそうだ。
なみなみと注がれたロックグラスのサイドには
しっかりとチェイサーを置いて飲み始める。
「くわ~っ、キツいや!」
こりゃ、とてもじゃないがロックじゃ飲めないゾ。
ロックのまま、キュ~ッとやって
何とか追い水のスペースを作った。
つまみはJ.C.をこの店に誘い込んだめじまぐろ刺しだ。
鱧と水茄子もよかったけれど、めじは大当たり。
切り身はピンクと真紅のツートンカラーで
これはめじはめじでも、かなりの年長であろう。
本わさ混じりの粉わさだ少々残念だが
実に美味しいまぐろであった。
調子に乗って2杯のどなんをやっつけ、
気分よく夜の街に出る。
駅に向かって歩き始めると、何だか足元がおぼつかない。
こりゃ、千鳥足もいいとこだぜ。
こんな状態、何年ぶりだろう。
平均台の上を歩くように真っ直ぐ行こうと思っても
どうにもフラついて仕方がない。
そうこうしながら夜風に当たっているうち、
どうにかまともになってきた。
いや、”さいはてのスピリッツ”、おそるべし。
=おしまい=
「さんぺい」
東京都豊島区南大塚1-50-10
03-3942-6240
泡盛の有無を訊ねてみると、恐ろしきかな、
アルコール度数60度のスゴいのがあるというじゃないか!
いや、マイッたな。
でも、ここで引き下がるJ.C.ではない。
自宅にあるポーランド産ウォッカ、
スピリタスははるか高く96度だからネ。
何たってボトルの裏ラベルにこうあるもの。
蒸留を繰り返すこと70数回、
純度を極めたポーランド産ウォッカの雄です。
アルコール度数が高いため、火気に注意してください。
スピリタスほどではないが、そのキツいヤツをロックで注文。
おっと、その前にひとこと。
お待たせしました、江東区のM村サン、
これが”さいはてのスピリッツ”にござんす。
なぜ”さいはて”かというと、
この”どなん”なるスピリッツ、
沖縄は南西諸島八重山列島、与那国島の産なのだ。
日本最西端の島の向こうはもう台湾、
与那国島はさいはての国境の島である。
さて、どなん。
実はコレ、泡盛であって泡盛ではない。
酒税法によって泡盛は45度以下と定められており、
これを超えると”花酒”と呼ばれるそうだ。
なみなみと注がれたロックグラスのサイドには
しっかりとチェイサーを置いて飲み始める。
「くわ~っ、キツいや!」
こりゃ、とてもじゃないがロックじゃ飲めないゾ。
ロックのまま、キュ~ッとやって
何とか追い水のスペースを作った。
つまみはJ.C.をこの店に誘い込んだめじまぐろ刺しだ。
鱧と水茄子もよかったけれど、めじは大当たり。
切り身はピンクと真紅のツートンカラーで
これはめじはめじでも、かなりの年長であろう。
本わさ混じりの粉わさだ少々残念だが
実に美味しいまぐろであった。
調子に乗って2杯のどなんをやっつけ、
気分よく夜の街に出る。
駅に向かって歩き始めると、何だか足元がおぼつかない。
こりゃ、千鳥足もいいとこだぜ。
こんな状態、何年ぶりだろう。
平均台の上を歩くように真っ直ぐ行こうと思っても
どうにもフラついて仕方がない。
そうこうしながら夜風に当たっているうち、
どうにかまともになってきた。
いや、”さいはてのスピリッツ”、おそるべし。
=おしまい=
「さんぺい」
東京都豊島区南大塚1-50-10
03-3942-6240