希代の愚かなならず者、
あいや、天下の極悪人、
プーチンがプッツンして仕掛けた侵略戦争。
予想されたとはいえ、奈落の底に突き落とされた、
ウクライナ人民を思うと心が痛む。
ヤツに比べりゃ、ポチもひょっとこも
単なる小悪党に思えてしまう。
それにしてもファーストネームで呼び合い、
27回も逢瀬を重ね、返還は一歩も前進せず、
むしろ悪化の一途、アイツの外交戦略は
いったい何だったんだ! 愚か者がっ!
なんの援護にもならないけど、ノミの一刺し。
ロシアを食ってやろうと心を決めた。
乗り込んだのは神田神保町。
その名も「ろしあ亭」である。
本郷菊坂のあのお店、
今は無き「海燕」が存続していたら出向く場面だが
今は亡きK塚シェフは確かキエフで修業したハズ。
だとしたらロシアを食うつもりが危うく
ウクライナを食う破目に陥っていた。
神保町きっての商店街、
すずらん通りにやって来た。
16年前にGFとディナーをともにして以来だ。
ドアを引くと、ロシア人(?)のオネエさんに
満席なのでオモテでの待機を促される。
待つこと数分。
一番奥の二人掛けに案内された。
ランチメニューは
A 壺入りマッシュルームクリーム
B 白いビーフストロガノフ
S ロールキャベツ
F グリヤーシ(豚肉クリーム煮)
家を出る前から決めていたストロガノフを―。
そうしておいてビール。
生は500円、ロシアの瓶は990円。
値付けからして生は国産だろう。
今日はロシアをやっつけるために此処に来た。
ロシアを食ってやるなら飲み込んでもやろう。
アルコール9度のバルティカNo9は
相手にとって不足ナシ。
よお~し、飲ったろうやないかい。
オネエさんが持ってきたのは
瓶じゃなくて缶ビールのロング缶。
家で飲んでる日本のそれよりやや小さい。
容量をチェックしたら450mlだった。
グラスには
サントリー・プレモル
香るエールの文字。
バルティカで正解だ、トクトクトク。
グイ~ッと飲って、さあ、食ったるゾ。
=つづく=