予感した通り、また「丘」に登ってしまった。
今回は唯一のタイトルロール、ベルクドッグをー。
一番シンプルなホットドッグだ。
ケチャップ&マスタードを問われ、
マスタードのみお願いすると
10円チャージされて300円。
それでも上質のソーセージに
パンも美味しいから割安感あり。
サッポロ樽生とのコンビネーションもよろしく、
軽快なランチとなった。
このあとは思い出横丁の止まり木に止まるつもり。
誰が言い出したのか、悪しき俗称はしょんべん横丁。
前回通り抜けたのは土曜の昼過ぎで
多くの店が開いていたが
今日は平日、ほとんど閉めている。
そんななか、町中華「岐阜屋」の並びに
青地に白く”やきとり”と染め抜かれた、
暖簾を掲げる「藤の家」があった。
ガラス越しにのぞくと先客は二人、余裕である。
引き戸を引いて二人の間に割って入り、
ドライの大瓶をお願いした。
独りで切り盛りする女将が
「メニューがなくてごめんなさいネ」
「やきとり主体でしょ?
取り混ぜて4本焼いてー」
「タレ? 塩?」
「ええっと、全部タレでー」
ハツ・レバ・砂肝・正肉が焼き上がったが
ハツと砂肝は塩がよかったな。
J.C.の入店の際、奥にズレてくれた常連サンが
ひっきりなしに女将に話しかける。
「代々木は廃れたなァ、寂しいねェ。
赤羽はスゴいわ、呑ん兵衛だらけだ」
「ふ~ん、そうなの」
話題が都立高校の悪しき学校群制度に及び、
「オレはさァ、新宿高校に行きたかったんだけど
結局は赤城台なんだ」
ここでJ.C.、会話に参戦、いや、マイッたヨ。
常連サンとのハナシが弾みに弾み、
30分程度で切り上げる予定が
2時間半の長逗留と来たもんだ。
大瓶3本にとどまらず、白ホッピーセットを追加。
外は1本だけだが中はタップリあった。
高校の化学の授業で使う、
ビーカーみたいな容器になみなみと。
これじゃハシゴはムリだわ。
新宿西口からは山手線、新宿線、大江戸線、丸ノ内線、
どれでも帰れるが、ことごとくワン乗り換え。
帰宅したものの、どれに乗ったか忘れちまいやした。
バッカじゃないの?
「ベルク」
東京都新宿区新宿3-38-1ルミネエストB1
03-3226-1288
「藤の家」
東京都新宿区西新宿1-2-14
03-3343-3060