深川は門前仲町の「ますらお」。
レバフライがいただけない。
筋切り不十分で食感が悪い。
レベルの高い当店は何を食べても美味しいが
初めてはずされた。
サルが木から滑り落ちたり、
カッパも川で溺れたりするから
こういうこともたまにはあるよネ。
申し訳ないが
レバにはほとんど手をつけられなかった。
おっと、そろそろ時間だ。
18時ちょうどに赴くと
すでに総勢4人がカウンターに横並び。
時間厳守の精神が行き届いている。
って言うかァ、単にヒマなだけなんだねェ。
遅ればせながら一同と生のグラスをカチン。
すでにコロ助に感染したものの、無症状だったり、
本日の参加を見合わせたりしたメンバーもいたが
みな大事に至らず、楽しい日々を送っている様子。
何よりである。
丸盆に配された先付けの内容は手前から時計回りに
枝豆・鮎うま煮・小鮎開き唐揚げ・
川海苔の炊いたん・子うるか。
小粋な組み合わせだ。
続いて豪華なお造り。
鮎背越し・真鯒(まごち)・真子がれい・
甘海老・とり貝・かつお・本まぐろ中とろ。
かつお&まぐろは分厚く切りつけてある。
おろし立ての生わさびがたっぷり添えられた。
コースに組み込まれたお造りは
おざなりなケースが少なくないが
「天竜」はまことの真剣勝負。
サカナたちが実に活き活きとしている。
背越しを外さない点はさすがだ。
若鮎の塩焼きは2尾パー・パースン。
身に余るシアワセを蓼酢でいただいた。
天竜川の中流域で捕獲されたものだという。
素焼きの小鮎を浮かべた酢の物。
稚鮎の天ぷらと来て、鮎の炊き込みごはん。
丁寧な香の物と鮎出しの味噌椀で締める。
「愛遊割烹 天竜」の真骨頂を満喫した。
深酒はしなかったが、お代は一人一万円とちょっと。
お値打ちとしか言いようがない。
目黒区・五本木にNY由来の和食店があるとのことで
次回の会合は其処に決まった。
てなこって21時にはお開き。
二次会もなく、年寄りの集まりは
潮の引きが早くていいよネ。
ほうら、帰りの車内にライチャス・ブラザースの
「引き潮(Ebb tide)」が流れてきましたヨ。
「ますらお」
東京都江東区富岡1-5-15
03-5809-8256
「割烹 天竜」
東京都江東区清澄3-3-28
03-3630-8850