新年もようやく落ち着きを
見せ始めてきた。
さて、三つの巨星の三番目。
ジャンボの番がきた。
★尾崎将司 (享年78歳)
彼の姿を生でじっくりと
拝んだのはただ一度だけ。
ときは1993年。
ところはバルタスロール。
ニュージャージー州に
36ホールを有するコースだ。
全米オープン最終日。
愛車を飛ばして駆けつけた。
スタートの1番ホールから
ジャンボをビッタシマークし、
終始付いて回った。
彼のプレー自体には
余り印象がない。
どこかのショート・ホールで
チップイン・バーディーを
決めたことは覚えている。
ティーショットの飛距離も
さることながら
とにかく驚いたのは
そのヘビー・スモーカーぶりだ。
毎ホール1~2本は吸ってたネ。
ティーグラウンドでは
必ず1本点けずにはいられない。
煙りを楽しむというより、
緊張を解くために
吸っているように見えた。
彼のキャディーは
佐野木計至さん。
1964年春の選抜高校野球では
尾崎が投げて徳島県立海南高校を
優勝に導くのだが
そのときのメンバーで
1年後輩の佐野木さんは
ジャンボに請われ、
専属キャディーになる。
親しげに言葉を交わす2人を
ずっと見ていて思った。
佐野木さんはキャディーと
いうよりもはや灰皿係だ。
煙草の灰、吸い刺し、吸殻を
一手に引き受けて面倒を見る。
ジャンボはああ見えても
気が小さく言葉の壁もあって
海外では活躍できなかった。
ライバルの青木功と好対照だが
青木の活躍には夫人の英語力が
かなり貢献していた。
奇しくも三つの巨星が
揃って堕ちた2025年は
日本のスポーツ史に
大きな足跡を残すことになった。
=おしまい=