晴天なのに風が強い日の昼過ぎ。
最近、都内あちこちで水辺をウロウロするのが
楽しみなJ.C.、日比谷にやって来た。
シンボルの大噴水と二つの池がある、
日比谷公園を散策するつもりだ。
ところが、あまりの強風におじけづいた。
雨よりマシだが風もイヤだ。
上った階段を下り戻ってミッドタウン日比谷に緊急避難。
フードホールの「スーザンス」で
ミートボールをつまみにカールスバーグを飲もうか?
再びところが、けっこうな密である。
密はともかく子連れ客がかしましい。
一めぐりして地下続きの日比谷シャンティへ。
B2にちょいとオサレな「リンガーハット」がある。
ひと月半前、北千住マルイのフードコートで食べた、
「リンガー」のかきちゃんぽんが思いのほかよかった。
Sサイズの存在もうれしく本日のランチはコレにするかな?
銘柄は忘れたけど、ビールもあったハズ。
念のためB1をチェックすると、
今まで気づかなかった「日比谷しまね館」に遭遇。
いわゆる郷土物産館で
山海の幸や地酒・地ビール、工芸品が並んでおり、
イートイン・コーナーが設置されていた。
物産店でビールを買えば、持ち込み可なので決断。
心の内で長崎ちゃんぽんに別れを告げ、島根よ、こんにちは!
さてさて食事メニューはと・・・ふ~ん、
のどぐろ丼、赤てんカレー、島根茶漬け、それだけじゃん。
赤てんは食紅で色付けされた練り製品。
かまぼこがカレーに合うとは思えんし、
昼間から茶漬けを食べる習慣はない。
もっとも和食店の鯛茶・まぐ茶は別物だがネ。
消去法でのどぐろ丼、しかもSサイズがあり、ありがたし。
松江の地ビール、ビアへるんピルスナーの350ml缶(550円)、
のどぐろ丼小(700円)の食券を買い、中へ進むと
先刻のフードホールより密度が高い。
地ビールでもピルスナーだからわりとスッキリ。
小ぶりののどぐろは塩のみで調整された袋詰め。
物産コーナーにも何種類かあった。
白飯に数枚並べられ、塩味のタレがかかっている。
小ねぎ、針海苔、チューブわさびが添えられる。
高級魚の味わいはキス、あるいはカスゴに似ており、
まずまずながら、より美味しく食べる方法は
軽く酢で〆て、酢めしに並べ、
おろし立ての本わさびをあしらうのが理想だ。
殊に島根県には匹見や津和野など、
良質の本わさの産地がいくらでもある。
静岡、長野に比して東日本での知名度が低いだけに
ぜひともアピールしてほしいものだ。
それが郷土物産館の重要な使命でありましょう。
=つづく=
「日比谷しまね館」
東京都千代田区有楽町1-2-2日比谷シャンテB1
03-6457-9404