日本の最高学府のひざ元で不完全燃焼に終った、その翌日。
新国立競技場の足元にJ.C.オカザワの姿を見ることができた。
そう、お察しの通り、リベンジである。
その前に立ち寄ったのは渋谷区・代々木。
ごぶさたしたエリアを徘徊したかった。
周辺は新宿区と渋谷区が領土争いをしているかのよう。
バスタ新宿、新宿タカシマヤの所在地はともに
新宿区ではなく、渋谷区・千駄ケ谷5丁目。
吠えまくる飼い主を失ったポチ、そしてその連れ合い、
3日前の中華まんが二人手を組んで国民を欺いた犯行現場、
新宿御苑も敷地の南側半分は千駄ケ谷6丁目だ。
それはそれとして、ひとしきり代々木をブラつき、
千駄ケ谷駅方向に移動した。
行く先は国立能楽堂そばの「DiL Se(ディルセ)」。
“心から”を意味するヒンディー語の店名は
何年か前にヒットしたインド映画のタイトルである。
ビルの地下の店舗はBistro de India がコンセプト。
ただ、店内に限っては
オサレなのか、ダッセエのか、判別しにくい内装。
コロナ対策でレイアウトを変えたせいもあろう。
辛口・中辛・甘口と日替わり3種あるインドカレーは
1種700円 2種800円 3種900円
と、判りやすい価格設定。
ほかに魚カレー1000円があり、これだけは合い盛り不可。
キリン一番搾りの生と
辛口ポーク(バラ肉)&中辛チキン(皮つき胸肉)を通す。
300ccほどのグラスはすぐカラになった。
お替わりをガマンして待つこと7分。
整ったプレートには2種のカレーが別々の容器入り。
前日の本郷・東大前「からみちゃん」同様、
合い掛けではなく合い盛りだ。
中サイズのナン(これでも食べ切れず半分残した)。
小さな丘にかたどられたライス(ジャポニカ米)。
おせち料理のなます風アチャールはホンのチョッピリ。
ポークカレーに辛味より酸味を感じた。
脂身の付きのよい豚バラがゴロゴロと食べ出あり。
チキンも肉塊たっぷりで
当店のカレーはソースより具が主張するタイプだ。
インドカレーのリベンジかなって歩む神宮外苑。
初めて新国立競技場を肉眼でとらえた。
神宮球場、秩父宮ラグビー場沿いに
スタジアム通りを突っ切って青山通りを左折。
いちょう並木の向こうに絵画館を見える。
メトロ青山一丁目駅に到達。
さて、次の一手をどう打つか? それが問題であった。
「DiL Se(ディルセ)」
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12アーク神宮外苑ビルB1
03-3478-1099