2021年3月15日月曜日

第2610話 インドカレーをもう一度

日本の最高学府のひざ元で不完全燃焼に終った、その翌日。

新国立競技場の足元にJ.C.オカザワの姿を見ることができた。

そう、お察しの通り、リベンジである。

 

その前に立ち寄ったのは渋谷区・代々木。

ごぶさたしたエリアを徘徊したかった。

周辺は新宿区と渋谷区が領土争いをしているかのよう。

バスタ新宿、新宿タカシマヤの所在地はともに

新宿区ではなく、渋谷区・千駄ケ谷5丁目。

 

吠えまくる飼い主を失ったポチ、そしてその連れ合い、

3日前の中華まんが二人手を組んで国民を欺いた犯行現場、

新宿御苑も敷地の南側半分は千駄ケ谷6丁目だ。

 

それはそれとして、ひとしきり代々木をブラつき、

千駄ケ谷駅方向に移動した。

行く先は国立能楽堂そばの「DiL Se(ディルセ)」。

“心から”を意味するヒンディー語の店名は

何年か前にヒットしたインド映画のタイトルである。

 

ビルの地下の店舗はBistro de India がコンセプト。

ただ、店内に限っては

オサレなのか、ダッセエのか、判別しにくい内装。

コロナ対策でレイアウトを変えたせいもあろう。

 

辛口・中辛・甘口と日替わり3種あるインドカレーは

1種700円 2種800円 3種900

と、判りやすい価格設定。

ほかに魚カレー1000円があり、これだけは合い盛り不可。

 

キリン一番搾りの生と

辛口ポーク(バラ肉)&中辛チキン(皮つき胸肉)を通す。

300ccほどのグラスはすぐカラになった。

 

お替わりをガマンして待つこと7分。

整ったプレートには2種のカレーが別々の容器入り。

前日の本郷・東大前「からみちゃん」同様、

合い掛けではなく合い盛りだ。

 

中サイズのナン(これでも食べ切れず半分残した)。

小さな丘にかたどられたライス(ジャポニカ米)。

おせち料理のなます風アチャールはホンのチョッピリ。

 

ポークカレーに辛味より酸味を感じた。

脂身の付きのよい豚バラがゴロゴロと食べ出あり。

チキンも肉塊たっぷりで

当店のカレーはソースより具が主張するタイプだ。

 

インドカレーのリベンジかなって歩む神宮外苑。

初めて新国立競技場を肉眼でとらえた。

神宮球場、秩父宮ラグビー場沿いに

スタジアム通りを突っ切って青山通りを左折。

いちょう並木の向こうに絵画館を見える。

 

メトロ青山一丁目駅に到達。

さて、次の一手をどう打つか? それが問題であった。

 

DiL Se(ディルセ)」

 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12アーク神宮外苑ビルB1

 03-3478-1099