台東区の都立谷中霊園から散歩スタート。
満開の桜並木を抜け、昼なお薄暗い初音小路から、
夕焼けだんだんの南側を並行する七面坂を下り、
谷中銀座、よみせ通りと来て、千駄木すずらん通り。
此処は文教の区、文京区における唯一のスナック横丁だ。
それにしても昼間の飲み屋街はどこか間が抜けてるな。
言問通りを右に曲がり、道灌山下にやって来た。
つい先日、緊急休業で肩透かしをくらった、
「さくら食堂」は営業中ながら
12時半では自分の腹時計と折り合いがつかない。
ベトナムのアンちゃん二人が営む店の
営業時間を確かめると中休みはナシ、頑張るねェ。
さらに北に向かって動坂下の交差点を通過し、
「食事処
ときわ」の店先へ。
本日の日替わり定食は、まぐろ血合いの煮付けだと―。
身体にゃよさそうだが、ちょいと気色悪いな。
注文するのはよほどの魚好きだろう、さかなクンとか―。
裏道に入って北区、田端銀座を駒込駅方面に―。
八幡坂通りを右折して方向転換、坂を上って行った。
坂上は田端高台通り。
北上すると上中里・王子方面、南下すれば田端駅。
遠出する気になれず、高台通りを田端駅前に降りた。
そろそろ昼めしにしよう。
山手線の外側、東田端から田端新町を流すも
適当な店が見つからないので尾久橋通りを南下した。
ふた月前、一憩に及んだ「はってん食堂」で
ビール&カレーライスでもよかったが
芸がないからパスして道灌山通りを西へ。
西日暮里駅前のガードをくぐり、
長年、東大合格者数日本一の座にあって
荒川区の数少ない誇り、開成高校の真下を通り過ぎた。
歩き始めて2時間余りが経過している。
結局は薬局、「さくら食堂」に舞い戻っちまった。
すると、しっかり中休みを取ってやがんの。
この店とはつくづく相性が悪い。
どうでもいいやと隣りの創作中華を謳う「田園」に入店。
町中華ではない、アチラ系は普段、利用しないのにネ。
それでもアチラ系オネエさんの笑顔に迎えられた。
ご多分にもれず、飲み物セット(750円)がある。
コレでいくしかないとドライの中瓶をお願いし、
小皿のリストを訊ねたら、写真付きメニューに
オーバー120ある料理の80番までOKと来たもんだ。
へえ~っ、豪気だなァ、こんな店見たことない。
通した海老マヨは小皿サイズではなく通常のポーション。
海老フリッターに自家製マヨがかかり、その味悪しからず。
しかし、どうやって利益を出すのか想像もつかない。
油淋鶏、回鍋肉、黒酢豚なども択べてオトク感満載。
ノドが渇いたらときどきおジャマしよう。
当夜は羽生結弦のフリーがある。
食材を調達して3夜連続、早めの帰宅となった。
結果は周知の通りだが
望み薄くとも五輪での挽回を期待しましょ。
「田園」
東京都文京区千駄木3-49-10
03-5809-0868