まん延防止突入後の或る午後。
ホームグラウンドの上野・御徒町エリアを
偵察&探索するために出動した。
閉じてる店が前回ほどではないものの、
ほとんどの店がアルコール提供と
閉店時間を前倒ししている。
アメ横を代表する飲み屋の1軒
「やきとり
上野文楽」が
元気に営業しており、カウンターにすべり込む。
さっそくドライの生をグイ~ッ!
ハツモトがジューシーとすすめる貼紙が
店内あちこちにペタペタ。
塩で2本(250円)即注に及んだ。
もともと好きな部位でもあるし。
BGMはエルヴィスの「ラブ・ミー・テンダー」。
生のお替わりとともに
大山鶏のもも肉をタレで2本(330円)追加。
BGMがビーチ・ボーイズの
「アイ・ゲット・アラウンド」に代わった。
品書きを眺めていると、本日の焼き魚がホッケ。
生モノはタコブツのみである。
これとて生ダコではなく、ゆでダコだけどネ。
中国語が空中を飛び交う中、
接客は比較的ていねいだ。
そういえば最近、中国の女子卓球選手、
丁寧を見ないけど、世代交代が進んだのかな。
こちらも店舗交代とまいろう。
マンボウだろうがアンコウだろうが
上野は“そんなの関係ねェ!”の竹山状態。
飲み屋に事欠くことはない。
中国東北料理「故郷味(ふるさとあじ)」へ。
紹興酒は塔牌珍五年の1合瓶を常温で。
皮付きピーナッツが一緒にやって来た。
東北名物ラム串焼き(160円)を2本お願いする。
かくして上野で日中串合戦と相成った。
南京豆をポリポリするうちラムが焼き上がった。
さっきは竹串、今度は鉄串、竹より長く量がある。
香るスパイスはクミンだ。
やはりラムにはクミン、酒飲みにはウコンだろう。
どちらも楽しめ、本日の串合戦の判定は痛み分け。
メニューブックをめくっていて目をむいた。
目に飛び込んだ写真はカイコの串焼きである。
1本210円のソレはサナギのままのカイコが
4個、いや5個だったかな、串刺しにされていた。
昆虫食流行りの昨今、
別段、驚くこともないが実に衝撃的。
と言いつつ、信州生まれのJ.C.、
イナゴや蜂の子を平気で食べていた、
幼い頃を懐古するのでした。
「やきとり
上野文楽」
東京都台東区上野6-12-1
03-3832-0319
「故郷味」
東京都台東区上野6-2-7
03-5807-1377