文京区役所で用を済ませて昼ごはん。
所員食堂がチラリ脳裏をかすめたが
即打ち消して表へ。
春日・後楽園界隈より
店の選択肢が拡がる水道橋へ歩く。
今まで食べたことも見たことすらもない、
上海鶏飯を出す、アチラ系中華に遭遇する。
ハイナネーズ(海南)のパクリだろうが
ものは試しと入店し、
小姐に手指の消毒を促されつつ、
ビールの可・不可を訊ねたら、あえなく不可。
すごすごと退店の巻である。
しばらくウロウロして
見つけたのは居酒屋「多喜乃や」。
13時から酒類の提供が始まり、
14時半にラストオーダー、15時に昼営業の終了。
まだ14時前だから余裕だ。
おおっ、数人の先客がみんな飲んでるヨ。
ワタシも仲間に入れてよネ、ご同輩!
てなもんや三度笠とばかりに
ドライの中ジョッキを所望した。
グイッと飲りながら、あらためて周囲を見渡す。
あれれ、誰も飲んじゃいなかった。
お冷やをAsahiのロゴ入りジョッキで
出してるんだ、紛らわしいなァ。
ぶ厚いハムカツ&チキン南蛮
特製ソースのトンテキ
コチジャン風もつ煮&アジフライ
濃い味!豚味噌漬け丼
など、定食の中から豚丼(850円)を注文した。
鶏飯のつもりが豚丼になっちゃったヨ。
禍を転じて福と為す、故事に倣い、
ニワトリを転じてブタと為したワケだ。
バラ肉味噌漬けの下の白飯にも味噌ダレ。
焼き麩&わかめの味噌汁、きゅうりしば漬け、
キャベツ&水菜のサラダが並んだが
豚肉は濃い味というほどでなく、
むしろサラダの胡麻ドレが濃かった。
後客の注文を聞いていると豚丼が一番人気。
みなさん近隣のリーマン&OLだから
J.C.の選択は正解だったんだろう。
ジョッキをお替わりをして1930円の支払い。
豚丼に特筆すべき点なけれど
冷えた生ビールで本懐を遂げ申した。
「水道橋酒場 多喜乃や」
東京都千代田区神田三崎町2-12-10
03-5213-4986