悪夢のような民主党政権。
悪夢そのものだったポチ政権。
この日のランチタイムは悪夢のようだった。
杉並区・東高円寺で1軒空振りしたあと、
環七沿いにテクテク歩き、世田谷区へ越境したが
代田橋で2球目も空振り。
3球目の新代田はハナから期待していない。
殆ど商業店舗が無いからネ。
球種で言えばナックルボールみたいなクセ球。
いや、姿が無いんじゃ、まぼろしの魔球か―。
バットはあえなく空を切って三振。
そこからなおも歩いて下北沢に到達。
下北は神田神保町に並ぶ、
都内の二大カレータウン、めし処に苦労はしない。
京王井の頭線の踏切前に
食堂「山角」が白い暖簾をそよがせていた。
時刻は14時半を過ぎている。
家を出たのは11時半前。
昼めし一つ食うのに3時間超えと来たもんだ。
とにかく2013年の夏以来。
引き戸を引いて足を踏み入れ、お運びのオネエさんに
「ビール飲めますか?」
「ハイ、飲めますヨ」
あ~よかった、ここまで歩いた甲斐があったぜ。
カウンターに着き、黒ラベル中瓶をトクトクのトク。
あらためて見回すと、周りは若者ばかり、
オッサンの姿なく飲んでるヤツなんか全然おらへん。
定食のラインナップが充実しているうえ、
アラカルトもすべて定食仕立てに成り得る。
今日はさかなクンでいこう。
ほっけ開き、さば塩焼き&味噌煮、
ぶり照り焼きと揃ううち、ぶり(950円)を所望。
整ったぶり照りはつゆにヒタヒタ泳ぎ、
ちょいとユニークなスタイル。
脇の大根は粗削りな鬼おろし。
ごていねいに粉山椒が振られていた。
キュウリ・ニンジン・大根の浅いぬか漬け。
油揚げとわかめの味噌椀。
ごはんは半分でお願いしてある。
ぶりは鮮度が高く、血合いまで美味だ。
女性のみのスリー・オペは
とどこおりなく客をさばいてゆく。
下北は若者の街ながら
オッサンだって生息しているハズ。
オメたちゃいったい、何処で何やってんだい?
綺麗どころが待ってるぜ。
「山角」
東京都世田谷区北沢2-8-12
03-6407-9032