前夜半から降り出した雨が朝になっても
昼を過ぎても止む気配まったくナシ。
雨の日のランチは外を歩かずに済む、
日比谷か北千住で取ることが多い。
千駄木駅改札の掲示板によると
北綾瀬行きが間もなく入線してくる。
千代田線のホームは
地上を走る不忍通りの道幅が狭いため、
スペース不十分につき、
2線が上下に分かれる立体式。
下のホームへ降りると同時に電車が来た。
今日は北千住へ行こう。
車内のTVを観てたら何やら料理教室。
白衣のオジさんが
卵掛け鯛ごはんを作っている。
鯛ごはんかァ・・・いいねェ。
鯛茶漬けでもいい気分だ。
そうだ、町屋駅直結の「ときわ」に
鯛茶漬けがあったハズ、行く先変更して
北千住の手前の町屋で降りた。
いつも混み合う「ときわ」が雨のせいか、
わりかし空いてはいたが椅子席は満卓。
靴を脱いで掘りごたつに上がる。
注文取りのオバちゃんにドライ大瓶を通す。
膨大な数の短冊を見上げた。
おっと、珍しくもぼたん海老があった。
これは見逃せない。
甘海老と見紛うほどに小さいのが5尾。
オゴノリ・大葉・貝割れ・レモン・
粉わさびとともに登場。
カブトの鋭いカタチが
ぼたん海老そのものである。
うん、ナリは小さくとも味は好い。
今宵は飲み会の予定が入っている。
ビールを1本に抑えて鯛茶漬けを発注。
注文してから疑念が湧いてきた。
何せ値段が600円だ。
胡麻だれの鯛刺しがごはんと出汁と
別々に来るなんてことは望めそうにない。
鯛が載ったごはんに出汁が
ブッカカッて来るんじゃなかろうか?
案の定、そうでした。
そりゃあ、そうだヨ。
銀座の「竹葉亭」で食べたら
2420円の鯛茶漬けが600円だもん。
庶民は庶民らしく、
大瓶&ぼたん海老込みで
1950円をお支払いし、
ごちそうさまでした。
「ときわ」
東京都荒川区荒川7-50-9
サンポップ町屋B1
03-3809-2335