2021年4月12日月曜日

第2630話 また学大に 来たけれど・・・

英樹、感激!

松山、オメデトウ、アリガトウ。

だけど、観てるほうも疲れたァ!

 

庭園美術館の行列を尻目に先を急ぎ、

不動前のヘアサロンに到着。

ひょんなことからK子チャンのコリアン・ハズバンドと

論争になってしまい、今日は髪先も口元もはなはだ忙しい。

論点はソウルと釜山の市長選だ。

意見が食い違ったものの、結果はJ.C.の主張した通り。

というか、世論調査のまんま。

 

とにかく仲直りして向かうは学芸大学だ。

かむろ坂を上がり、武蔵小山から26号線通り。

目黒本町、中央町と抜け、学大駅前に着いたのは16時過ぎ。

「やっ古」の予約にまだ1時間近くあった。

かなり歩いたので早いとこノドを歓ばせてやりたい。

 

物色の末、飛び込んだのは「エル・ロセヨ」。

感じよさげのスペイン・バルだ。

「生ビールとボケロネス(ヒシコイワシの酢漬け)、

それだけでいいかな?」―心なしか遠慮がち。

「ええ、どうぞ」―独りオペのアンちゃん、余裕で受ける。

 

カールスバーグの生をグイッと飲って

2杯目はちょいと重めのスペイン産生、

マオウ・シンコ・エストレージャスに切り替えた。

こちらはヴァイスビールのように軽く白濁している。

突き出しは川海老の唐揚げ、ガンバス・フリタスだが

海老の触覚が上あごや頬っぺたの内側をチクチク刺す。

 

好物のボケロネスは10切れもあった。

よくよく見れば皮をはがれた真イワシじゃないか―。

その旨指摘するとアンちゃん、申し訳なさそうな顔。

ところが、これが美味かった。

しっかり〆られ、ガーリックもバッチリ。

ほめたらアンちゃん、にわかにニッコリ。

 

17時を過ぎたので「やっ古」へ。

引き戸を引くと目の合った店主は驚きの表情。

「本日、予約でいっぱいでして―」

「いえ、あの、3日前に予約にうかがった・・・」

「お客様のご予約は来週の土曜に承っております」

ガッビ~ン!

これは当方の勘違いに違いなかろう。

キャンセルするのもなんだから来週また来なくっちゃ。

 

先刻、前を通った近所の「MASUMOTO」に回った。

経営母体は祐天寺の「升本酒店」。

高級感漂うモダンな造りでワインや日本酒を立ち飲ませる。

 

最初にレバノンの赤を1杯、コイツは重いな。

ボトルをチェックしたらシラーとカベソー、道理で―。

次はバルバレスコ プロドゥットーリの蜂蜜入りグラッパを。

食後ならいいけど、まだ食前だから甘すぎた。

 

メシはもういいや。

見限って3日前同様、都立大のスナック「S」へ。

前回、ビールの冷蔵ケースが故障しており、

氷の助けを借りたのを思い出し、コンビニで缶ビールを調達。

スナックへのビール持ち込みは初めてだ。

 

この夜は先客が3名、ママのほかにバイトの女性も―。

彼女の買ってきた、たこ焼きのおすそ分けが2粒。

当方、晩めし抜きにつき、美味しくいただきましたとサ。

 

「エル・ロセヨ」

 東京都目黒区鷹番3-14-6

 03-6451-0488

 

MASUMOTO

 東京都目黒区鷹番2-19-23

 03-3710-2020