ミスドの上の韓国料理屋に幽閉されていた。
まっ、ビールがあるから慣れると座敷牢も快適だがネ。
目の前に並んだ前菜の内容は
たたききゅうり、茄子&しし唐ピリ辛炒め、
イカゲソ入りわかめきゅうり酢、
サラダ(紫キャベツ・水菜・レタス・トマト・赤ピーマン)。
特筆すべきは別途サーヴされたキムチだ。
碁器(碁石を入れる器)みたいな蓋付きの鉢にガッポリ。
単品キムチのザッと5人前はありそうだ。
キムチ好きには垂涎だろうが当方はさに非ず。
鉢の半分でも食ったらキムチが悪く、
もとい、キモチが悪くなること必至なり。
オムニよぉ、此の国にはよぉ、
過ぎたるは及ばざるが如し
てなことわざがあるんだぜ。
もっとも大盤振る舞いに文句言われちゃかなわんよネ。
努めて普段よりたくさんいただいた。
ハラミは自分で焼くスタイルではなく、
すでに厨房で焼かれて登場した。
際立って美味いわけではないが
柔らかい赤身肉は水準をクリアしている。
おかず類が豊富なせいもあってか
肉の量は控えめだから
男女を問わず、肉食系に不満が残るかもしれない。
オッサンにはちょうどいいんだがネ。
大根&にんじん入りのスープはビーフコンソメ。
これは冷麺用スープの温製とみた。
固めに炊かれたごはんともどもまことにけっこう。
理想的なスープ&ライスである。
ボリュームたっぷりの韓式定食を満喫したが
ビールは1本じゃとても足りない。
差し替えをお願いし、ゆったりとくつろいだ。
ことここに至ると軟禁状態が続いてほしくなる。
酒類はマッコリの品揃えが多彩だ。
ホッピーもあるけれど、やはり値付けが高め。
若者がなるべく安く上げようとしても
そうは問屋が卸さぬ仕組みになっている。
めちゃ飲み・めちゃ食いを目指す向きは
コロワイド・グループの「牛角」へでもどうぞ。
温かいトウモロコシ茶をすすり
座敷牢を抜け出しましたとサ。
「呉宮(オグン)」
東京都文京区千駄木3-37-20カンカンビル3F
03-5842-1533