のみとも・O野チャンが急逝してしまった。
今は無き、伊勢佐木町のカレーミュージアム、
その初代名誉館長が彼だった。
お別れのため、新宿区・中井の最勝寺へ。
年に一度くらいのペースで
酌交するようになって15年は超えている。
冥福を祈るほかはない。
どうぞ、安らかに。
お清めの会を自重して中井駅に戻った。
この日の昼は松戸市の八柱霊園。
人生で初めて墓参と通夜が同日に重なった。
「大八北珍」でしっかり飲み、
がっつり食べたため、
空腹感はないが、せっかく中井に来たのだ。
前回、そばまで辿り着けなかった店に寄ろう。
西武新宿線と都営大江戸線、
二つの駅の中間にある「田舎そば 須坂」へ。
時刻は18時半を回ったところ。
先客は皆無である。
スッと入った券売機の前で
おつかれさまセット1100円というのを見つけ、
内容を確かめたうえでポチッ!
飲みもの1杯、野沢菜、刺し盛り、
そして、そば or うどんのハーフを
冷・温から択べる。
一番搾りの中ジョッキに刺身はしまあじ2切れ、
ばちまぐろの赤身&中とろが2切れづつ。
切り身はいずれも厚めだ。
よくもこんな値段で出せるものよと感心する。
わさびこそ中国産のチューブだが存分に楽しめた。
ドライの中瓶に移行したあと、
兵庫の辛丹波の冷たいのを1合。
そばは冷やしのかけをお願いして
紅生姜のかき揚げ(100円)を追加した。
冷やがけが意想外の美味しさ。
中太の田舎そばはまさしく信州の味で
大根おろしとは絶好の相性を見せそうだ。
善光寺の周りをはじめ、信州のそばは
わさびよりもおろしとの二人三脚が持ち味。
次回はそれで行こう。
カレーの達人とはもう飲めないと思うと
寂しさが募るけれど、
こっちがそっちに行ったらまた飲ろうぜ。
それまで待ってておくれな、O野チャン!
「田舎そば 須坂」
東京都新宿区上落合2-18-9
03-4296-3493