2024年5月20日月曜日

第3539話 浅草で 何ともトンマな 飲み歩き

日暮里で所用を済ませ、
駅前のバスターミナルにやって来た。
錦糸町行きの車内が混雑しており、
間もなく発車と踏んで乗り込んだ。

乗ってから行く先を考える。
終点までは行かず、東武浅草駅前で降りた。
店頭で麺を手打ちする拉麺店、
「馬賊」の向かいの日本そば「末広」に決める。
昨年10月にのみとも・S織と飲んで以来だ。

あのときのかつ煮ハーフポーションが
とても好かったため、それで麦酒を飲むつもり。
うん、前回同様けっこうですな。
もうちょい脂身がほしいところなれど
肉厚のロースが美味しくやさしい味付けである。

これからヨソへ回るため、そばは回避した。
そば屋に来ておきながら
そばを食べないケースはよくある。
店にはあまり歓迎されないだろうがネ。

隣りの「志乃多゛寿司」で
助六(いなり・海苔巻き)の小さいのを買った。
ぶら下げながら雷門通りを渡り、
雷門の並びの「酒富士」に来るも
シャッターが降りている。

あてもなく新仲見世を歩く。
そうだ、「釜めし 春」のかにサラダで飲もう。
いや、待て、待て、
釜めし屋で釜めし食わずにサラダってのもなァ。
そば屋のそば抜きよりもカッコがつかない。

結局は薬局、なじみの「ニュー浅草」へ。
此処は刺身のラインナップが実に多彩。
常にメカジキ刺しがあるのもうれしい。
もっとも馬刺しのケースが多いんだがー。

ドライ大瓶を通し、本日も馬刺し。
品書きに”霜降り”と明記されている。
いつも通りに7切れ来て
薬味は刻みねぎにチューブの生姜&ニンニク。

ん? 前回のほうが好かったな。
当店の馬肉はどうも良し悪しの差が激しい。
残念ながらこの日は凶と出た。
まっ、しっかたなかんべサ。

ここでふと思う。
豚かつの煮たのと馬肉の刺身じゃ、
順序があとさきでないかい?
何と言いましょうかねェ。
実に豚馬(頓馬)な飲み歩きとなりました。

「末広」
 東京都台東区雷門1-1-10
 03-3844-2216

「浅草 志乃多゛寿司」
 東京都台東区雷門1-1-10
 03-3844-1795-

「ニュー浅草本店」
 東京都台東区浅草1-35-3
 03-3841-1272