謹賀新年!
今年は蛇のクネクネから転じ、
馬なりでパカパカと参りましょう。
一年の計は元旦にあり
そうは申しますが歳を重ねると
これからのことより、
これまでのことが
気にかかるものでございます。
年の初めに通り過ぎた蛇を
追いかけることにします。
昭和100年はスポーツ界にとって
大変な年であった。
野球・サッカー・ゴルフ。
日本の三大人気スポーツの巨星が
揃って逝ってしまった。
長嶋茂雄・釜本邦茂・尾崎将司。
三人の大スターが文字通り、
星になったのだ。
こりゃ、大変なことだ。
三ツ星レストランが
星を失うなんて
生易しいものではない。
単なる偶然とは
とてもじゃないが思えない。
J.C.には三人にそれぞれ、
浅からぬ思い出がある。
そこを語ってみたい。
★長嶋茂雄(享年89歳)
何度も雄姿を拝んだが
強く記憶に残るのは
1978年のクリスマス。
その当時は学生時代に
お世話になった、
東京プリンスホテルにて
糊口をしのぐ日々を送っていた。
五木ひろしのディナーショー。
長嶋夫妻のテーブル担当は
No1ウェイターのオカザワ君だ。
根っからの長嶋ファンは
あまり緊張することもなく、
むしろウキウキしていた。
メインディッシュの
牛フィレ・ポワレをサーヴする際、
食事の始まりからロゼワインを
召し上がられるご夫妻に
「長嶋さま、赤ワインを
お持ち致しましょうか?」
ミスターは一瞬、
グラスを見つめて
「ん? あの、コレでいいです」
「かしこまりました」
=つづく=