2026年2月14日土曜日

第3994話 歓びアーカイブ 第4回


お約束通りに
土曜日限定のアーカイブです。


2014年10月31日金曜日

第959話 ブルースに寄せて (その1)

前話で行きががり上、
紹介した「暗い港のブルース」。
さっそくお二人の読者から
反響があった。
いただいたお便りを披露してみたい。
最初に北海道・函館市のY村M明サン。

突然のメールで失礼します。
いつも楽しく「生きる歓び」を
拝読しております。
今日は突然、「暗い港のブルース」が
出てきて驚きました。
この曲は私の思い出の曲なんです。

当時、私は札幌のレストランに
勤めていました。
そこへ何人かのアルバイトの
女子大生が入ってきました。
ほとんどが夏休み期間だけの
短期採用でしたが私は一人の女性を
好きになってしまいました。

一度だけデートをしました。
映画に誘ったのです。
それが何と、J.C.さんが
いっておられた「ある愛の詩」で
二度びっくりです。
失恋みたいなかたちで
はかない夢に終わりましたけど、
彼女のことは
今でもときどき思い出します。

働いていた店に
ジュークボックスがあって
20円か50円か忘れましたが
コインを入れて楽しみました。
そこに「暗い港のブルース」が
あったんです。
彼女の去ったあと、
面影を慕いながら
よく聴いたものです。

青春時代にスリップさせて
いただき、まことに
ありがとうございました。

こういう便りはうれしいなァ。
実は J.C.、Y村サンのメールに
びっくり仰天したのである。
忘れもしない1972年、
「暗い港の~」がリリースされた
翌年だが芝公園のシティホテルで
こちらもバイトをしていた。

ビヤガーデンのはずれに
「プリンス ビラ」なる
別館レストランがあり、
しばしばその店に配属された。
そこにはやはり
ジュークが設置されていて
しかも「暗い港の~」が
カバーされていたのだ。
そしてY村サン同様、
よく聴いたのだった。

いやはや、
こんな偶然ってあるんですねェ。
ホントにびっくらこきました。

それにしても1960年代から
’70年代前半にかけて
都内の(日本全国だろうが)
飲食店にはけっこうな数の
ジュークボックスが置かれていた。
シティホテルのレストランでさえ
そうだから推して知るべしだろう。

ジュークが消えていったのは
カラオケが世に現れた、
’70年代後半だったように
記憶している。

=つづく=

キングトーンズの面々は
ほとんど星になってしまい、
生で聴くことはかなわぬ夢。
あのドゥーワップを
忘れることができません。