2026年2月27日金曜日

第4005話 「山田屋」変われど「宝泉」変わらず

赤羽の次は東十条を飛び越して
王子へやって来た。
この街のランドマークは「山田屋」。
建て替えで長いこと休業していたが
2年ほど前に復活したものの、
なぜか足が遠のき、初訪である。

以前はだだっ広い店内と
高い天井が印象的だった。
かつてののみとも・S崎翁は
「まるで体育館で飲んでるみたい」
そう評していたくらいだ。

小ぢんまりとはなったものの、
かつての面影が少しく残る。
でも、ずいぶん変わった。
体育館が図工室になっちゃった。

時間が浅いせいか、
先客はオジさん一人のみ。
おしゃべりMきのせいで
静かな店がにわかにざわめいた。
ほうら松山千春も歌い出す。

♪ 深く耳をすませば
  朝いちばんの汽笛
  町はにわかにざわめいて ♪

「人生(たび)の空から」は
1980年のリリース。
詳しくは第3945話参照。

当店のビールも
サッポロ赤星の中瓶。
つまみはホタルイカ刺しと
アサツキの酢味噌和えだ。

ホタルはやせ細って貧相。
食味もイマイチ感否めず。
アサツキはとても好い。
二人して秋田の銘酒、
八重壽の冷酒に切り替えた。

滞空30分ちょいで
すぐそばの「宝泉」に移動。
此処はロの字とコの字、
二つのカウンターが昔のまんま。
懐かしさがこみ上げる。

ビールは当店もサッポロなれど、
赤星ではなく黒ラベル大瓶。
J.C.的には赤より黒が好きだ。
スタンダール的には
騎士より僧侶ということになる。

つまみはセロリ、手羽餃子、
そしてやわりめ。
これはスルメのあたりめを
少し戻した柔らか仕上げ。
よってやわりめ。
宝泉名物なのである。

なんだかんだ大瓶3本が空いた。
滞空は1時間半。
いや、2時間だったかな?
途中、ホッピーに切り替えたが
生だったか瓶だったか、
アウト・オブ・メモリー。
相方に訊いたとしても
覚えちゃいまいてー。

「山田屋」
 東京都北区王子1-19-6
 03-3911-2652

「宝泉」
 東京都北区王子1-19-10
 03-3914-2726