高松は前世紀末以来28年ぶり。
「夜の動物園」なるスナックに
立ち寄った記憶がある。
現存するが今ではオカマバーだ。
どうやら性転換を遂げたらしい。
夜の街に出た。
高松築港駅から琴電に乗り、
二つ目の瓦町で下車。
繁華なライオン通りを物色する。
徳島もそうだったが
よく見掛けるのは”骨付鶏” の看板。
それこそやたらめったら
あっちゃこっちゃ状態である。
今日は昼めし抜きにつき、
「森山」なる鮨屋に入店。
先客はつけ台に中年カップル1組。
ドライ中瓶で一息つく。
「鮨種、拝見していいですか?」
「どうぞ、どうぞ」
カップルのすぐ脇に立ち、
ガラスケースをのぞき込む。
「蝦蛄が大きいけど、北海道?」
「そっ、そうでっす!」
道産は本州産の二回りは大きい。
蝦蛄から始めると
添えられたのはニセわさ。
本わさびは置いてなく、
ちとガッカリの巻。
香川の酒、金陵の冷酒に移行。
追加のつまみは鰆白子塩焼き。
サカナの白子&真子は大好物で
思い出すのは浅草観音裏、
今は無き「基寿司」と
今は亡き基二親方である。
週に一度は通い飲む鮨屋だった。
サイズ小さめの真鯛と
独特のシゴトをした穴子が好く、
はまぐりの旨みを凝縮した、
はま吸いも好きだった。
夏場に此処でしか味わえない、
イサキの白子は文字通り白眉。
全てのサカナの白子にあって
No1の折り紙をつけたい。
柑橘にも似た爽やかな香りが
河豚や真鱈の上をいく。
清酒を同じ香川の凱陣に
切り替えてにぎりをお願い。
剣先いか・さより・あこう鯛・
小肌・オリーブサーモンと来て
本まぐろ赤身が未入荷のため、
中とろで手を打った。
普段、鮨屋では食べない、
というよりサーモンを置く
鮨屋には入らないが
エサにオリーブの葉を
混ぜ込んだ養殖と聞き、
試す気になった。
ふむ、悪くありませんネ。
お勘定は1万円ちょっと。
良心的な値付けといえる。
ライオン通りのアーケードは
日本一の長さを誇る。
Tの字でぶつかる、
片原町商店街もまた、
アーケードが長く続く。
明朝は早起きせねばー。
夜の街に後ろ髪を引かれつつ、
ホテルに帰り、洗顔・歯磨きを
済ませたがシャワーも浴びず、
どちらさんもおやすみなさい。
「すし 森山」
香川県高松市今新町7-1
087-822-0101