2016年2月4日木曜日

第1288話 餃子をぎょうさん食べました (その4)

「亀戸ぎょうざ 大島店」で軽い昼食というか、昼酌を済ませた。
いやはや、実に軽い。
何たってビール大瓶1本に餃子1皿だけである。
これじゃサブタイトルにあるがごとく、
”餃子をぎょうさん食べた”ことにはならない。
ビールはビールとして、餃子は子どものおやつ程度だ。
と言うことはあとがあるんですわ。
いや、追加注文に及んだわけではないけどネ。

総額800円を支払って予定通り、ショッピングに赴いた。
セーターとカーディガンを購入するつもりが
ジャケット、パンツ、ベルト、シューズまで買っちまったヨ。
この事態はけっしてセールス・レディにオッツケられたのではない。
自主的、自発的に買い求めたのだ。

購買品の中で厄介なモノが一つ。
さて、それは何でしょう?
そう、賢明な読者はすでにお気づきですネ。
パンツですヨ、パンツ。
パンツ、ズボン、スラックスと呼び名は変われど、
コイツばかりは直しがあるんで後日ピックアップに戻らねば―。

1週間後、再び大島に現れたJ.C.、
パンツの前にまたまたビールと餃子の巻であった。
われながら何やってんだかなァ。
しかも此度は夕闇迫る灯ともし頃であった。
1本と1皿では到底済まない。
ミニマム2本に2皿であろうヨ。

時が流れるままの質素な晩酌。
何だか心身ともにリラックスして
もうスラックスなんかどうでもよくなった気分だ。
とは言ってもこのままヨソへ回っては
何のために大島へ来たのか判らない。
ちゃんとなすべきことはなしてきた。

その夜はそのあと、日本橋人形町の居酒屋で独酌。
酒盃を重ねながら思った。
ここ2回の「亀戸ぎょうざ」訪問では
ビールと餃子しか飲食してないじゃないか。
あとは数年前のチャーハンだけだ。
こりゃアカンわ。

よって、そのまた4日後、
のみとも・M鷹サンを誘って再訪の巻であった。
しかしながらこの際もやはりビールと餃子。
ほかには辛うじてレバニラ炒めを味わったにすぎない。
未だラーメンもタンメンも焼きそばも、その味を知らない。
何のこたあない、
餃子をぎょうさん食べただけのハナシであります。

=おしまい=

「亀戸ぎょうざ 大島店」
 東京都江東区大島4-8-9
 03-5628-0871