京成小岩の「もつ処 山本」。
葛飾区から江戸川区に流れたわけだ。
ドライの中ジョッキと馬刺しを通す。
お通しは鳥団子と大根の炊いたの。
これがなかなか旨く、
当店は当たりだなと思わせた。
オニイさんに訊ねる。
「馬刺しは熊本産かな?」
「いいえ、今はもう・・・」
「そうなんだよネ、熊本でも8割近くが
アルゼンチンやカナダだもんネ」
「おっしゃる通りです」
でも、この赤身がとても好かった。
あちこちで馬刺しを頼む馬刺し好きが
納得して大きくうなづいた。
生姜とニンニクはチューブだけど
さしたる問題じゃあない。
生中2杯にお通し込みで2250円也。
こんなもんじゃ、まだまだ飲み足りない。
飲み屋がごっそり集中する小岩へ向かおう。
進路を南に取って
京成小岩駅の前を通りすがると
今まさに亀有行きのバスが発車寸前。
頭ん中でチカチカッと何かスパークして
反射的に乗り込んじまった。
席に座ってから自身の説得にかかる。
小岩は1月にも来たし、
こち亀タウン・亀有は久しぶりだ。
結局は薬局、葛飾に戻ることになった。
ただ、このバスは
真っすぐ亀有には向かわない。
北小岩の町をグルッと回ってゆく。
鉄道駅の無い地域の住民を拾ってゆく。
挙句の果ては亀有とは
まったく逆方向の小岩駅に来た。
ここで降りたら自分でも
何をやってるのか判らなくなる。
そんなこんなで京成線なら
一駅の高砂まで30分も掛かったヨ。
そしてそこから亀有までまた30分。
駅南口方面を徘徊するも適当な店がない。
北口に移動してもつ焼き「江戸っ子」の
カウンターに座った。
同じカウンターでも向かい側は立ち飲みだ。
壁の貼り紙は
週刊現代で東京で一番!と言われた
特製ハイボール 440円
当店でしか飲めません
飲んでみて確かにそこそこながら
そこまでかな? 疑念も浮かぶ。
大ぶりの串は2本しばり。
レバとシロをタレで
それぞれ2本づつ焼いてもらった。
レバは好かったんだが
シロは下茹で不十分で硬いのなんのっ!
歯とアゴを必要以上に酷使し、
どうにか飲み込みましたとサ。
昔から飲み込みは早い方なんでネ。
葛飾を出たり入ったりの一日は
これにて幕を閉じましたとサ。
「九州料理 もつ処 山本 京成小岩店」
東京都江戸川区北小岩6-10-8
050-5594-5323
「江戸っ子」
東京都葛飾区亀有5-32-1
03-3605-0619