原節子特集をいきなり2本観たが
その際の昼めし処は
神田神保町に近い神田駿河台。
初日は際コーポレーション系列の
タイ料理店で海老チャーハンをー。
こいつがあんまりだった。
ジャスミンライスまでは期待しなかったが
ジャポニカ米がヤワヤワのネチョネチョ。
若い女性たちで席は埋まっていたけれど、
タイ人のオッサンにこんなん食わせたら
「馬鹿にすんじゃねェゾ!」
テーブルをひっくり返すと思われる。
よって多くを語らず、スルー。
翌日は「太一」なる中国料理店があった場所を
居抜いた「東々包(トントンパオ)」。
重慶料理を全面に押し出す店で
正式には”ドンドンバオ”と発音するらしい。
可憐な原節子の映画の前に
重慶料理はかなり”重”く、
”慶”ぶに値しないかとも思ったが
まあ、いいでしょう、行きましょう。
店オススメの重慶名物は3皿。
水煮牛肉・宮保鶏肉・酸菜魚である。
3つ目のサカナ料理だけは
かつて一度も食べたことがない。
本来なら川魚のソウギョを使うが
興味は湧いたものの、
鮎のように爽快なサカナならともかく、
鯉みたいに泥臭いのが出て来たら
もうお手上げ、見送ることにした。
赤星中瓶をトクトクやって択んだのは
”本場の四川重慶味”の欄にあった、
仔羊肉のクミン炒め(1480円)。
仔羊もクミンも大好きですからネ。
運ばれた膳は主菜に加え、
とろみのついた玉子スープ、
サニーレタス・紫キャベツ・水菜のサラダ、
そして白飯。
ここにザーサイか辣白菜があれば
カンのペキなのになァ。
代わりにプリン状のつゆなし杏仁豆腐。
メインディッシュは豪華絢爛。
タップリの仔羊に野菜も8種類ほど入り、
赤唐辛子がこれでもか、と云わんばかり。
これをみんな喰ったひにゃ一日中、
ヒーハー、ヒーハー繰り返さなきゃならん。
赤星をもう1本いきたいところなれど、
映画を観てる最中に
自然の呼び出しを受けること必至、
思いとどまったのでした。
「東々包」
東京都千代田区駿河台3-3-10
050-5872-0222