今日は先日亡くなった、
いしだあゆみを語りたい。
当欄でも何度か書いているが
J.C.はあゆみの大ファンである。
女優としてよりも歌手としての彼女。
それもデビュー間もない頃、
セシルカットの彼女が好きだ。
あまりヒットに恵まれなかった時代。
それでもわが青春は彼女と共にあった。
例によってマイ・ベスト10いきます。
① サチオ君
② 太陽は泣いている
③ みどりの乙女
④ 喧嘩のあとでくちづけを
⑤ 時には一人で
⑥ ブルー・ライト・ヨコハマ
⑦ 今日からあなたと
⑧ あなたならどうする
⑨ 砂漠のような東京で
⑩ 真珠(パール)の指輪
かようなラインナップです。
ほかにイタリア映画の主題歌を歌った、
「ブーベの恋人」と「ガラスの部屋」も好き。
中学一年のとき、
板橋区・弥生町に棲んでいたが
住まいは下頭橋通り(旧川越街道)から
ちょいと入った小路のどん突きにあった。
下校時、そこを歩いていると
民家から流れて来たラジオの音は
デビュー2曲目の「サチオ君」。
家に駆け戻ってラジオをスイッチ・オン。
後半を聴くことができた。
家にレコード・プレイヤーが無かったのだ。
♪ ふるさとの想い出 それはサチオ君
いつも二人で 落書したわ
ふるさとのにおい それはサチオ君
お寺のかべに 二人の名前
傘をまん中に サチオと良子
それからまもなく サチオが死んだ
ふるさとの想い出 それはサチオ君
雨に落書き 濡れて泣いてた ♪
(作詞:岡田教和)
歌詞にある良子はあゆみの本名。
1964年6月のリリースで
東京五輪の4カ月前のこと。
夢中になったJ.C.少年は
池袋東武7階にあった売り場で
彼女のブロマイドを
セッセセッセと買い込むようになる。
翌 ’65年1月、今は無き日劇で
彼女のコンサートを観た。
強く印象に残った曲は「サチオ君」、
「みどりの乙女」、「真珠の指輪」。
ほとんど無名の2曲は
You Tubeで聴くことができても
カラオケには収録されていない。
今でもそうだが子どもの頃から
短い髪の女性が好き。
梓みちよ、九重佑三子、槇みちる。
揃いも揃って短髪の乙女たちだった。
=つづく=