2025年2月10日月曜日

第3729話 昨今は カレーとあらば タイが好き (その2)

神田小川町の「チャントーヤ」。
あまり日をおかず二度目の来訪。
最高値の、と云っても1400円だけど、
デラックス・シーフードカリーを通した。

魚介のカレーは好きながら
今まで ”これゾ!”という一品には
出逢った験しがほとんどない。
期待に胸をふくらませ、
ビールを飲みながら出来上がりを待つ。

オー・マイ・ガッ! 
あっさりと期待を超えられた。
人生最高のシーフードカリーに最敬礼。
小海老・いか・帆立貝柱に
生桜海老が重要な役割を果たす。
ソースも素晴らしく、
コレが当店 No1であることを確信する。

年が明けてからの3度目は
とろ豚とキャベツとトマトのカリー。
すると・・・これが好くなかった。
まず第一にトマトが合わない。
当店のカリーの好もしさを阻害している。

14品目に期間限定品が1品で計15種中、
9種までトマトが使われていて
こりゃ、あんまりだ。

おまけにキャベツも何だかなァ。
多過ぎるのと生過ぎるのとのWパンチ。
そしてとろ豚にダメを押された。
豚バラのトロトロ感を期待したが大外れ。
パサパサでトロ豚ならぬ、パサ豚だ。

4度目はイチ推しのシーフードに回帰。
初回の感動は薄れたものの、
ズバ抜けた旨さをあらためて堪能した。

ずっと気になっているのに
つい聞きそびれていた疑問を
スタッフに投げかける。
店名「チャントーヤ」の意味だ。

女性スタッフ応えて「チャントーヤ」は
日本人オーナーとタイ人創始者、
彼らの名前の掛け合わせだと云う。
ふ~ん、そうなんだ。

「掛け合わせでも二人の間に
 肉体関係はないでしょ?」
「ないです、ないですっ!」

焦ってあわてた否定ぶりに
彼女自身もテレくさかったのか、
顔を見合わせ、吹き出したのでした。

「チャントーヤ ココナッツカリー」
 東京都千代田区神田小川町3-28-7
 03-5281-4747