飯田橋二丁目の「お食事の店 まさみ」。
つまみを吟味していたら
隣りに常連らしきアンちゃんが座り、
日替わり定食を通した。
これが630円とお安い。
いったいどんなのが出て来るんだろうか?
頼んだポテトサラダは白雪姫みたいに純白。
紅いにんじんがホンの少しポツリポツリ。
「肉のハナマサ」製なんかじゃなく、
手造り感が伝わってきた。
あさりの佃煮も出来合いではなく、
針生姜とジックリ炊いたもの。
女手が四人もあれば朝飯前だろうが
見たところ、最年長のオバちゃんだけが
料理を担当しているようだ。
アンちゃんの日替わりが着卓。
許しも得ずにリポートさせて貰うと
小さな塩鮭・じゃが芋煮・
新香・味噌汁・白飯である。
鮭がかなり小さいけど値段が値段だし。
あらためて品書きを眺めると
町中華でもないのに中華がメイン。
うまにそばとタンメンの注文がよく入る。
あとはやはり日替わりが人気。
大瓶のお替わりと白菜漬けを追加する。
ここまでの3品はすべて160円也。
白菜はそこそこの量でやって来たが
表面に何やら白いものがキラキラ。
あゝそうだ、そうなんだヨ、
昔の食堂にありがちな化学の子は
J.C.が忌み嫌う粉末である。
コップのビールでティッシュを湿らせ、
入念に粉を拭き取った。
素までは、もとい、元までは戻らないが
どうにか許容範囲となった。
白菜自体はほどよい漬かり具合だから
良いビールの友となる。
肝心の原節子は16作中、
6本観ることにした。
支払いは千円札2枚にバラ銭のオツリ。
ごちそうさまでした。
ちなみに女性の容姿に関しては
人それぞれ好みがあるため、
過剰な期待をしないでください。
「なんだ! 全然違うじゃないか!」
まことに申し訳ありませんが
その手の苦情は受け付けられません。
「お食事の店 まさみ」
東京都千代田区飯田橋2-3-1
03-3262-3062