3月8日(土)から始まる、
神保町シアターの特集は
没後10年
原節子をめぐる16人の映画監督
そのパンフレットを
ピックアップするためにシアターへ。
そうしておいて昼めしである。
特集の内容を吟味しがら過ごすため、
飯を喰うのはちとめんどくさい。
箸の上げ下げが煩わしくもある。
よって昼めしならぬ、昼飲みでOK。
ゆっくり飲める店を物色していて
アンテナに引っ掛かったのは
「お食事の店 まさみ」。
地番は千代田区・飯田橋だが
最寄りはメトロ&都営の九段下だ。
前を何度か通り過ぎたものの、
入店は初めてである。
引き戸を引くと
「いらっしゃいませ~!!」
黄色い嬌声に迎えられた。
東京の飲食店における声のチャンピオンは
バリトンなら神保町「Angolo」の店主。
メゾ・ソプラノは此処のオバちゃんだ。
スゴいな。
店内は四人掛けが四卓にカウンターが三席。
その左隅に陣取った。
オバちゃんのそばだから
客の出入りのたびに耳がつんざかれる。
都会の孤独の中、
こういうのもたまにはいいでしょう。
見渡すと厨房の三人と合わせ、
スタッフ四人がすべて女性。
しかも美人揃いと来たもんだ。
スゴいな。
「お食事の店」を謳いながら
昼飲み可であることは調査済み。
まずはドライの大瓶を貰って
壁のホワイトボードを見上げた。
チョコチョコっとした、
つまみ類が並んでいる。
それも160円均一と来たもんだ。
値段もうれしいが
これならサイズ小さ目だろうヨ。
そこがとてもありがたい。
=つづく=