2013年7月19日金曜日

第624話 男と女のいる小部屋 (その2) この歌詞が魅了する Vol.3

昨日、初日を迎えた全英オープン。
夕方17時からひかりTVのゴルフ・チャンネルに付きっきりだ。
注目の松山英樹はマキロイ&ミケルソンのビッグネームと
回ったおかげで画面の登場は多いが
ミケルソンのバーディーパットは映っても
松山のは飛ばされたりもして多少なりともストレスを覚える。
連続バーディーでイーヴンパーに戻し、
松山がホールアウトしたあとは
23時からTV朝日でじっくり彼のプレイをおさらいだ。

しかし大した青年ですわ。
物怖じすることがまったくないもんネ。
10番のティーショット後、やおら取り出したのはおにぎり。
カタチは正三角形、きっちり海苔も巻いてある。
コンビニにありそうなヤツは素人が握ったんじゃなさそうだ。
中の具は何だったんだろう、シャケかな?たら子かな?

12番ではマキロイがダボたたいているってのに
グリーンにしゃがんでパットラインを読みつつも
向うずねをボリボリかいてやがった。
ヤブ蚊にでも食われたらしい。

15番のティーグラウンド。
ミケルソンがティーアップしてる脇でアクビを一発。
自分のティーショットが右ラフにつかまったってえのに二発目。
時差ボケがあったにせよ、さすがの怪物ぶり発揮だ。

17番ではセカンド地点へ歩きながらハンバーガーだろうか、
丸っこいパンにかぶりついていた。
弱冠21歳、まだ食べ盛りで腹も減るんだろうヨ。

ただ今、午前2時、この稿を書いている。
小平や藤田が出てきたから、こりゃ4時まで寝られんゾ。
二人ともボロボロとスコアを崩してるがネ。

遅ればせながら、昨日のつづきいきます。
2曲目は布施明の「積木の部屋」とまいりましょう。
スタイルはまったく異なるが
五木ひろしと肩を並べる歌唱力の持ち主、布施明。
まずはお聴き、もとい、ご覧くだされ。

 ♪ いつの間にか君と 暮しはじめていた
   西日だけが入る せまい部屋で二人
   君に出来ることは ボタン付けとそうじ
   だけど 充ち足りていた
   やりきれぬ 淋しさも愚痴も
   おたがいの ぬくもりで消した
   もしもどちらか もっと強い気持ちでいたら
   愛は続いて いたのか
   リンゴかじりながら 語り明したよね
   愛は あれから何処へ         ♪
           (作詞:有馬三恵子)

ずいぶん長い歌詞だ。
印象に強く残るのは”ボタン付けとそうじ”。
今なら女性を馬鹿にするなヨと、一騒動ありそうだ。
でも若い二人の貧しくもつつましい生活がにじみ出ていていい。
今日はThe Open にスペースを取られたので、つづきはまた来週。

=つづく=