2026年6月17日水曜日

第4099話 広尾商店街のインディアン

鮮魚店と定食屋を兼ねる店、
「福田屋」のおかげで
広尾商店街はたびたび訪れた。
しばらくご無沙汰したので
久しぶりに出掛ける。
いえ、定食ではなくて
狙いは1軒のインド料理店だ。

それでもモノはついで。
「福田屋」のガラスケースに
見入っていると目を引いたのは
マカジキのすき身。
メカジキは何処にでもあるが
マカジキはとても貴重だ。

買いたい気持ち山々なれど
ランチのあとは長距離散歩。
生モノをブラ下げて
歩き回るわけにはゆかない。
後ろ髪引かれつつ断念した。

「福田屋」の並びの本国ビル。
その3階に上がり、
「プリヤ」のドアを押すと
店内は陽気な笑い声に満ちていた。

発信元はママ友だろうか?
中年女性三人組である。
三人寄れば笑いの渦。
昔、NHKのTVドラマに
「お笑い三人組」って
いうのもあったしネ。

キリンラガーの生をお願い。
今日はカレーではなく、
ビリヤニの腹積もりだが
一応、メニューに目を通す。

すると、老眼鏡を通して
飛び込んで来たのは
その名もローガン・ジョッシュ。
はるか昔にシンガポールで
食べた記憶が残っている。

老眼のオッサンにローガンかー。
これもまた何かの縁、発注した。
この料理はカシミール名物。
ムガル帝国発祥の伝統料理で
直訳すればバターオイル煮。
ものの本にはカレーとあっても
食べた実感はシチューに近い。

運ばれた皿に羊肉がごろごろ。
見てくれはカレーというより
トマト煮のソレだが
ブラウンオニオンソースだ。
辛味はほとんどない。
サイドにサフランライスと
レタス&にんじんサラダ少々。

なかなかの味わいではあった。
感心したのは食後のコーヒーで
深煎りが好みにピッタリ。
支払いは生ビール550円。
ローガン1700円。
他のランチメニューは
各種カレーが1500円ほど。

さて、食後の長距離散歩は
白金から高輪を
踏破する計画です。

「プリヤ」
 東京都渋谷区広尾5-2-25
 本国ビル3F
 03-5941-6996