本日のランチは JR田端駅近くで
洋食かタイ料理にしようと思い、
動坂を上って行った。
途中、通りすがったのは
端正な佇まいを見せる焼き鳥屋。
こんな場所にこんな店あったかな?
しかもどうしたことか
店名が「清風名月」と来たもんだ。
らしくないねェ。
これじゃ高級和食店だヨ。
でも、せっかくだから
入ってみようか。
お昼は親子丼のみの提供で
あとは酒を嗜む客用に
小さなブラックボードがあった。
★カウンター限定★
◎おまかせ3本セット
串焼き3本
お飲み物1杯 ¥2000
◎ミニ親子丼 ¥600
限定品に白羽の矢を立てた。
飲み物は黒ラベル中瓶。
お通しは鳥皮ポン酢だ。
麦酒を飲みながら
なおも品書きを繰っていると
ちょうちんたまり漬けを発見。
好物につき、即注に及んだ。
オレンジ色に光り輝く
未熟卵が5粒並んでいた。
しかし、ヒモ(輸卵管)と
キンカン(未熟蘭)が
合体してこそ、ちょうちん。
品書きにはキンカンと
書いて欲しかったが
美味しさに舌が鳴りました。
ここでわが耳朶に
「とんがり帽子」が聴こえてきた。
♪ 緑の丘の 赤い屋根
とんがり帽子の 時計台
鐘が鳴ります キンコンカン
メーメー小山羊も 啼いてます
風がそよそよ 丘の家
黄色いお窓は 俺らの家よ ♪
(作詞:菊田一夫)
敗戦間もない昭和22年に放送された、
NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」。
その主題歌「とんがり帽子」である。
当方、鐘の代わりに舌が鳴っちゃった。
キンコンカンではなくキンカンと。
中瓶をお替わり。
串焼きは胸皮、もも元が塩。
温玉を添えたつくねには出汁醤油。
一ひねり加わって味わい深い。
締めにミニ親子丼もいただくと
比内鶏がたっぷり使われている。
玉子はブクブクとあぶくだらけ。
店はツー・オペで
秋田出身の主人と
カトマンズ出身のネパール女性だ。
「親子はいかがでしたか?」
店主に訊かれ、
「親子丼が飲み物ってこと
初めて知りましたヨ」
こう、応えたものでした。
「清風名月」
東京都北区田端1-5-3
03-5834-2473