2026年6月19日金曜日

第4101話 夜の裏路地 三河島

スマホに不具合が生じ、
ドコモ西日暮里店へ。
結局、買い替える羽目に陥った。
やれやれ。

縁起直しに一杯飲りたい。
まっ、毎晩飲むんだけどネ。
西日暮里には食指ならぬ、
飲指の動く店があまりない。

かといって日暮里は
ホームグラウンドにつき、
ちと食傷気味である。
そうだ、ときどき出掛ける、
リトル京城・三河島に行こう。

8年前に読者の K野サンと一度、
訪れた居酒屋「春駒」にしよう。
その後、閉店したが線路際に
移転して営業を始めている。

ネットで調べたらそれは駅前店。
街を貫く尾竹橋通りの裏筋に
未踏の本店があった。
2店の家系は同じで本店が本家。
駅前は店主の弟が開いたという。

今年で開業60周年の本店へ。
以前の駅前店に比べると
ずいぶんコンパクトだ。
20席ほどしかない。
先客一人が佇むカウンターへ。

サッポロ赤星大瓶を所望。
居酒屋らしからぬ前菜が出た。
枝豆、小さな冷奴に
鴨ロースが1枚。
かに酢を通すと
細いずわいの脚4本に
たっぷりのシャキシャキわかめ。

水なす浅漬けを追加し、
サントリー知多ハイに移行する。
高価なウイスキーが
意外と安い値付けだった。

カウンターの独り客が入れ替わり、
結局は J.C.と二人体制。
ふと思って振り向いたら
卓はみな埋まっていた。

何かしっかりしたモノを
一品いっておこう。
「ミックスフライ下さい」
「フライ盛合わせね?」
女将さんに云い直された。

スタッフは男3人が厨房。
女性独りが接客で全員外国産。
顔つきと言葉の調子から
ミャンマーと見て
間違いなさそうだ。

盛合わせの中身は
海老1本、キス1枚、
ベイビー帆立2個、
串かつ1本だったが
豚肉と長ねぎの串かつが
一番好かった。

飲み足りないので
普段は滅多に飲まない、
黒ビールの小瓶をお願い。
これが日常、
敬遠しまくっている、
エビスと来たもんだ。

ラベルのど真ん中で
エビス顔の恵比寿さまが
鯛を抱えておりましたとサ。

「春駒 本店」
 東京都荒川区荒川3-60-5
 03-3801-1468