2026年6月26日金曜日

第4107話 浅草に Tempura From New York (その2)

西浅草の「天ぷら 福岡」。
品札によれば本日の魚介は
車海老・キス・穴子・
あおりいか、4種のみ。
難を云えば、ここに
銀宝とは云わないまでも
メゴチかハゼが欲しいところ。

まずは定石通りに
2本の車海老でスタート。
銀座・日本橋の高級店では
お好みでも最初は海老2本を
強制されることすらある。

天つゆ&おろしを使わず、
塩だけでいただく。
身もさることながら
頭&足の旨さが格別なり。

早くも中瓶は2本目。
浅漬けが恰好のつまみになる。
続いてはキス、これも塩。
天つゆを使うヒマが無い。

あおりいかは感心しなかった。
皮目の硬さが気になる。
一皮むけばまた違った味わいに
なるものと思われ、
ちと残念ではある。

野菜を一つ挟んでおこうかー。
かさ張るモノは避けて茗荷を。
舌先を変えるにはオツな小品だ。
そろそろ日本酒に移ろう。

宮城は塩釜の浦霞を所望する。
一昨年、創業200年を迎えた、
佐浦の手になるものである。
山形の酒を好む J.C.だが
浦霞は好きな銘柄だ。

締めは穴子。
下(しも)をおろしと生醤油。
上(かみ)で初めて
天つゆのお世話になった。

キス・メゴチ・ハゼ。
東京湾に揚がる江戸前の小魚は
みんな好きだが
穴子に如くはない。
もっとも今じゃ産地が
あちこちに散らばってしまった。

数多い天種で穴子に
匹敵するのはだだ一つ。
桜海老と新玉ねぎのかき揚げだ。
こればかりは駿河湾産に限る。
世界広しといえども
桜海老がほかで獲れるのは
台湾くらいじゃなかろうかー。

お勘定は8千円ほど。
昼飲み派にはありがたい1軒を
発見したものです。
しかもなじみの西浅草で。

「天ぷら 福岡」
 東京都台東区西浅草2-7-8
 03-5828-2313