2026年5月26日火曜日

第4080話 昼飲み難民に なりかけて (その1)

日暮里駅前から乗ったバスを
浅草で降りようと思ったが
迂闊にも今日は三社祭の最終日。
バスも竜泉ー東武浅草駅間で
大迂回と来たもんだ。

浅草を見送り、押上辺りで
降りようとするも
満員の乗客はほとんど降りない。
スカイツリー人気も衰えたかな?
人垣を押しのけるのがはばかられ、
結局は薬局、終点の錦糸町着。

競馬に興味はないが
WINS方面で飲み屋を探す。
頼みの「三四郎」は
まだ開いてないし、
営業しているのは
競馬中継で客を呼び込む、
いかがわしい店ばかり。

時刻は14時前。
昼飲み難民状態に陥った。
30分うろついて成果ゼロ。
このときマルイの真裏で
たまたま見つけたのが
「天ぷらと酒」の袖看板を
掲げる店だった。

お好み天ぷらの天種がユニーク。
カウンターに滑り込んだ。
瓶は赤星、生はドライ。
泡少なめを祈りつつ、
中ジョッキを所望した。

うん、この程度の泡なら
許容範囲であるぞヨ。
クイ~ッと飲って天ぷらは
ハゼと牡蠣をお願いする。
まずまずの滑り出しだ。

生中のお替わり。
そして好物の新玉ねぎと
前代未聞の子持ち昆布をー。
ふむ、素晴らしくはないが
悪くない揚げ上がりである。

天種の品札に1枚混じって
水道橋の文字がこれだけ赤字
お運びのオネエに
「コレはいったい何なの?」
「いえ、水道橋にも
 お店があるもんですから・・」

ここで J.C.、思わず膝ポン。
「ああ、JRのガード下だネ」
「そうです、そうです!」
利用したことはないが
何度か店先を通っている。

富乃宝山のロックに移行した。
本日のおすすめボードに
甘鯛松笠を発見。
目の前の揚げ手のオニイさんに
「松笠ってことはウロコを
 残したまま揚げるのネ?」
「ハイ、そうです」

水分の多い甘鯛の食感を補うため、
ウロコを付けたままの調理法は
甘鯛の産地にちなみ、若狭焼き。
関東では興津焼きとも呼ばれる。

=つづく=