神保町の「Angolo」再々訪。
いつものように此度もプリ・シアター。
シラスのスパゲッティが目当てだったが
今日はメニューから外れており、
代わりにメカジキ&トレヴィスをー。
これもシラスと同じ白ワイン風味だ。
ビールはイタリアのモレッティ。
2本目は一番搾りにして飲み比べると
ん? んん? 一番のほうが旨いな。
よって3本目も一番搾り。
ダイスにカットされたメカジキが好い。
トレヴィス(正しくはラディッキオ)に加え、
生トマト、イタリアンパセリ、
そしてケッパーがあしらわれている。
前回と同じ米国人らしきアンちゃんが
この日も向かいに座った。
彼は常連だったんだ。
パスタを大盛りにしていたが
パンのお替わりはなかった。
会計時、店主と言葉を交わす。
マダムと倅(せがれ)は見立てた通りながら
接客の女性は嫁さんじゃなかった。
店主夫妻の長女で倅のオネエさんだった。
さて、本日の映画は
松本清張原作「点と線」(1958)。
監督は小林恒夫で東映の製作。
キャストは、南廣・山形勲・加藤嘉に
紅一点の高峰三枝子。
観るのはこれが3回目だと思う。
ほかにも花沢徳衛・志村喬・三島雅夫・
堀雄二・清村耕次など芸達者が揃うなか、
映画の主役は紛れもなく
Tokyo Central Station。
東京駅のプラットフォーム、13~15番だ。
世に広く知られているから
今更、ネタばれもないもんだが
フォームとフォームの間を
さえぎる電車がまったくなく、
13番から15番を見渡せるのは1日のうち
たった4分間だけという、嘘みたいな事実。
よくもこんなことに気づいたものだ。
この手の映画が、しかも昭和33年の製作で
カラー(天然色)作品はかなり珍しい。
東映の力の入れようが判る。
出来映えに何度も首を捻ったけれど
まあ、合格点を上げようかな?
「クッチーナ イタリアーナ アンゴロ」
東京都千代田区神保町1-42
03-3295-9189