この先には荒川が流れる江東区・東砂。
町で人気の「高龍軒」に独り。
店を仕切る三姉妹の長女は厨房で孤軍奮闘。
料理を作るのは彼女一人だけだ。
どちらが次女でどちらが三女か判らんが
二人はフロアを担当する。
ラーメンに大きなももチャーシュー1枚。
あとはシナチク・ナルト・海苔。
昔ながらの中華そばは好みにジャスト。
チャーハンは玉子・ナルト・ネギに
チャーシューがちょっぴり。
てっぺんにグリーンピースが2粒鎮座する。
際立つものとてないにせよ、
心と舌を和ませる懐かしの中華に満足の巻。
帰りがけ、富賀岡八幡宮に参拝。
裏手にかなり立派な富士塚があった。
当宮から勧請された、
深川の富岡八幡のほうが繁栄しているが
南砂町と門前仲町、
地の利の差だけではあるまい。
元八幡通りをちょいと戻り、
丸八通りを右折して北上。
先刻、乗客たちの背中を見送った、
砂町銀座を反対の東側から入る。
こっちは出口と呼ぶのが正しいかもネ。
目当ては手づくりの店「さかい」。
しゅうまい&ぎょうざが名物ながら
好物は肉々しさ皆無のしゅうまい。
ところがどっこい、シャッターが降りている。
貼り紙が1枚。
八月末で閉店いたしました
五十六年間永い間ありがとうございました
店主
ガッビ~ン!
繁盛店がこんなことになるとは!
夢破れて山河あり、障子破れてサンがあり。
空しく砂町銀座をトボトボトボ。
仕方ないからチャーシューメンの旨い、
「永昌園」の店頭でシャーピンを1枚購入。
漢字では飴餅と綴る、
餃子の餡が詰まったおやきは晩酌のつまみ。
”飴”、”餃”、”餡” の三文字が
ゴッチャに入り混じり、ややこしい。
そろそろガス欠症状が出て来た。
当銀座の人気店「銀座ホール」へ。
およそ10年ぶりの訪問である。
生ビールを通すとグラスは
化学の時間のビーカーみたいなカタチ。
ノドを歓ばせるために2杯飲んだ。
お通しの大根煮が好い味付け。
さて、これからは?
横十間川と小名木川が交差する歩行者専用橋、
クローバー橋を渡り、
猿江恩賜公園に往きつきましたとサ。
「高龍軒」
東京都江東区東砂8-3-9
03-3646-0651
「永昌園」
東京都江東区北砂3-36-19
03-3649-3738
「銀座ホール」
東京都江東区北砂3-33-20
03-3644-6354