2025年1月23日木曜日

第3717話 京都の「旭」を 神保町で

行きつけ神保町シアターの利用は
なるべく土・日を避けている。
上映時間が微妙に異なるためだ。

スケジュールが合わず、その日は日曜日。
町のメインストリート、
すずらん通りは火が消えたようで
チェーン店以外に開いているのは
天丼「はちまき」と「揚子江菜館」くらいだ。

対照的に水道橋に続く白山通りは元気。
京都から進出して来た「第一旭」に入店した。
京都の「旭」と聞けば、
ラーメマニアなら誰しも
昭和22年創業の老舗「第一旭」
思い浮かべることだろう。

ところがへそ曲がり J.C.の第一感は
「旭(あさひ)」ではなく「旭(あきら」
そう、小林旭なんざんす。
ほうら、マイトガイが歌い出したぜ。

♪ 京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの
  神戸じゃ渚と 名乗ったの
  横浜(ハマ)の酒場に 
  戻ったその日から
  あなたがさがして くれるの待つわ
  昔の名前で 出ています  ♪
   (作詞:星野哲郎)

1975年1月にリリースされ、
旭最大のヒットとなった。

さて、その「第一旭」。
2006年12月に京都・新京極で食べたが
直営店ではなかったらしい。
実は去年6月にも
京都駅そばの本店の前まで行ったものの、
行列の長さにすごすごと引き返した。

東京には神保町のほか、
新宿御苑前に支店がある。
シンプルなラーメンの具材は
薄いバラチャーシュー4枚、
きざみ青ねぎ、ゆでもやし。

中細ほぼ真っ直ぐの麺は粉々感に
噛み締め感も加わって歯ざわり好し。
スープがかなりコッテリながら
しつっこさが無いのは
ねぎ&もやしも功を奏しているのだろう。

お勘定はドライの中ジョッキと合わせ、
1500円ちょうど。
並びの海老ラーメン専門店は長蛇の列。
「旭」に時々お世話になるとしよう。
支那そば・中華そば・東京ラーメンが
好みだけれど、京都も悪くはないですな。

「本家 第一旭 神保町店」
 東京都千代田区神田神保町2-48-2
 03-6672-0741