2025年1月24日金曜日

第3718話 蛇行する 中川渡り 奥戸の町

駅の北側が変貌を遂げた京成立石へ。
工事進行中の北には見向きもせず、
南側の仲見世を突き抜けて
ぶつかった奥戸街道を左折。
ほどなく本奥戸橋が見えてきた。

高砂橋で新中川(旧中川放水路)と
たもとを分かったあと、
上平井橋で綾瀬川を吸収するまで
中川はクネクネと蛇行を続ける。
渡辺真知子が「迷い道」を歌い出したが
浪花の小姑が五月蠅いのでやめとく。

本日の行く先は昨年正月のテレビ朝日、
「芸能人格付けチェック」で
炒飯がオンエアされた「仙楽園」。
浜ちゃんの手造りと、
もう一つは記憶が確かなら
ホテル・オークラ「桃花林」だったかな?
結果は浜ちゃん製が一番人気だった。

此処は葛飾区・奥戸二丁目。
安普請でも大理石模様のカウンターに着く。
ジイちゃんとオニジさんの二人体制だ。
店内のあちこちに
アサヒ・マルエフのポスターが貼られ、
心配しつつ確認したら
スーパードライもあって胸をなでおろす。

炒飯&半ラーメン(1000円)を
炒飯も半分にしてもらって発注。
チャーシュー・玉子・ねぎと
シンプルながら不可欠の3具は
炒飯の王道を往く正しい姿。

飯粒のダマが散見されたりして
ヤケに素人っぽいが
子どもの頃に食べた焼きめしみたいだ。
友だちんちで料理上手のママが
炒めてくれたような味わいがある。
ハーフでお願いしたことを
ちと後悔しかかったが
今日はまだ終らないからちょうど好い。

ラーメンもこれ以上ないくらいに素朴。
中細ややちぢれ麺のクニュっとした、
その食感は好きなタイプで
スープも典型的な中華そばのソレ。
彩る具材はバラチャーシュー、シナチク、
ほうれん草と、炒飯同様に正統派。
代金は1750円也。

明るい陽射しの下、
奥戸街道をさらに東へと、歩を進めました。

「仙楽園」
 東京都葛飾区奥戸2-14-32
 03-3694-3733