2026年11月1日日曜日

第4220話 直江津は 鮎正宗と 麒麟山

昨夜降り出した雨が
やむ気配をまったく見せない。
今日は糸魚川で昼めし、
直江津で晩酌の予定だ。

午前中に目的地の糸魚川へ。
到着はしたものの、
雨足は逆に強まっており、
駅舎から出ること能わず。
諦めて次の列車に乗り込んだ。

直江津着は10時過ぎ。
直江津市は高田市と合併し、
現在は上越市に組み込まれている。

朝めし抜きだから腹はペコペコ。
泊まる予定のホテルで訊ねるも
フロント娘が言うには
近隣の飲食店はまだ開店前。
喫茶店すらなく、
モーニングも望めない。
それでも昼の食堂と夜の居酒屋は
彼女好みの店を教えてくれた。

あれっ、駅の脇に立ち食いそばが
営業中じゃないかー。
フロントのコは何考えてんだかー。
「直江津庵」で和風中華そばと
ドライレギュラー2缶の食券購入。
そばだし中華麺は悪くなかった。

街をぶらぶらするうちに11時半。
彼女推奨の「味菜十食堂」へ。
ドライ中瓶に野菜炒め半分と
ちょい唐揚げ(2個)をお願い。
そばを食べたからライスはパス。

野菜炒めにはキャベツ・もやし・
玉ねぎ・ニラに加え、豚バラも。
半量とは思えぬボリュームで
野菜と肉が不足気味だったから
恰好の一皿といえよう。

妙高市の銘酒・鮎正宗を所望。
ワンカップのグラスに
若鮎の群泳が描かれ、
味もさることながら
舌より目を楽しませてくれた。

直江津の街は歩いて楽しい。
殊に安国寺通りが好きだ。
歩道と軒並みの間にもう1本、
アーケードの歩道が設置され、
古く良かりし情緒が漂う。

ショッピングセンター、
エルマールは市民の憩いの場。
J.C.も書店の居心地良き卓で
休憩を兼ねながらヘプバーンの
写真集を読了してしまった。

晩酌は駅近の「まるちゃん」。
旅立つ前に下調べしてある。
カウンターでドライ大瓶。
するとお通しがあんまりだ。
三枚おろしの鯖塩焼きは
カシラ付きの上半身。
1/4尾分がド~ンと来た。

正直云って有難迷惑。
これじゃ食いたい料理より、
少量のものを択ばざるを得ない。
熟慮の末の海胆天ぷらは当たった。

直江津の地酒のつもりが
好きな麒麟山を見つけ、
回避すること能わずに所望。
こちらは阿賀町の産。
よって今日は昼も夜も
直江津の地酒とは無縁となる。

締めはにぎりを3カンのみ。
平目・鯖・どろ海老である。
お勘定は4千円とちょっと。
ずいぶん安上がりだった。

安国寺通り添いにある、
スナック「C.P」のドアを押す。
ママ独りに先客はゼロ。
角ハイのグラスを重ねつつ、
70代のフィリピーナ婆ちゃんと
マイクを競い合いましたとサ。

「直江津庵」
 新潟県上越市東町1-1
 0255-43-1175

「味菜十食堂」
 新潟県上越市西本町1-16-1
 0708-913-9858

「まるちゃん」
 新潟県上越市中央1-1-31
 0255-44-2597