2025年7月25日金曜日

第3848話 後輩が あのニラレバを 食べたがり

都立板橋高校の後輩・N々、
彼女の旦那のトモと一緒に
町屋「山三」で飲んだのは
去年1月のこと。

その際に食べたレバニラを
N々がことのほか気に入り、
美味しさが忘れられなくて
また食べたいと言う。

イイ女が何でまたレバニラ?
首を傾げたくもなるが
或る週末、再び3人で訪れた。
早めに16時半スタートだ。

N々とは土曜に飲むことが多い。
「山三」は土日通し営業につき、
使い勝手がよろしい。
J.C.、瓶ビール、
彼女、レモンサワー、
旦那、ハイボール、
グラスを合わせた。

注文方法は去年の暮れから
 QRコードに変わった。
J.C.が忌み嫌うヤツで
若い彼らに任せっきり。

まずレバニラを2人前。
リストアップされた刺身から
2種択ぶ盛合わせが可能。
平目とシマアジをチョイス。
それをもう一度活用して
ダツとオジサンをー。

平目とシマアジは誰もがご存じ。
それじゃダツ(駄津)とは?
サヨリを大型にした魚形で
上下のアゴが突き出ている。
焼き霜造りで来た。

オジサンは色が赤いから
オジサンと言うより、
オバサンが似つかわしいが
2本のヒゲが特徴的。

これはウミヒゴイ(海緋鯉)属。
ヒメジの仲間である。
仏語でルジェと呼ばれ、
仏料理では珍重される、
美味しいサカナだ。
20年も以前に旅先の
山口県・萩で食べたが
当地の名産とされている。

赤ジソのまち子サワーや
生ホッピーなどいろいろ飲んだ。
夫婦はフライドポテトを
お替わりしてやがる。
芋夫婦にも困ったもんだ。

彼らの締めは海胆&いくら丼。
J.C.はドライの大瓶に戻り、
有明海のマテ貝を
アテ貝としたのでした。

「山三」
 東京都荒川区町屋2-4-10
 050-5571-7522