北区・中里の町中華「喜楽」。
ビールを飲んでたら
ぽんと背中を叩かれた。
その瞬間、裕次郎が歌い出す。
♪ 久しぶりねとうしろから
ぽんと背中を叩いた人がいる
振り向けば懐かしい
はにかむ様な君がいた
あれからどうしていたのかい
素敵な恋をしたのかい
そんなに綺麗になって
別れたこと悔やませる様に ♪
(作詞:五輪真弓)
「思い出さがし」は
1983年のリリース。
五輪真弓が裕次郎のために
作詞・作曲を手掛けた曲である。
それはともかく、
背中を叩かれて振り向くと
懐かしいも何もなかった。
見覚えはあるが
いつどこで逢った女(ひと)か
すぐには判らない。
「どこでお逢いしましたっけ?」
「あらぁ、『新ふじ』ですよぉ」
「おう、そうだ、なあんだ!」
池之端の行きつけそば屋、
「新ふじ」のお運びサンだ。
彼女は母親&叔母さんと
3人で食事中とのこと。
ラーメンは昔ながらの中華そば。
好きなタイプだった。
岡山の平喜酒蔵の銘酒、
喜平の冷酒に切り替える。
「喜楽」で平喜の喜平では
北朝鮮の喜び組もビックリだろう。
以来、たびたびおジャマして
カニ炒飯やら酢豚やらを
いただいている。
行くと必ずドライ大瓶と
喜平1合が必飲アイテム。
そば屋のお運びサンとも
これを機会に気心が知れ、
親しくなった。
Mすみチャンが出勤するのは
月曜と金曜なので
自然に合わせるようになる。
ところが「新ふじ」は
行く度に目の回る忙しさ。
言葉を交わすヒマなど
ほとんどないんですわ。
「喜楽」
東京都北区中里1-8-1
03-3823-5068