2025年10月15日水曜日

第3906話 北京ダックの お手軽ランチ

UENO 3153の1階に
北京ダック専門店があり、
定食仕立てや炒飯・麺類との
組合わせメニューが充実。
薄餅2枚分の北京ダックは
小籠包への変更も可能だ。

グループではなく独りでの
北京ダックはハードルが高い。
それを手軽に提供するのは
ナイス・アイデアと云える。

入店したらかなりの大箱。
13時を回って空席が目立つが
それでもポツポツ客は訪れる。
夕方5時までハッピーアワー。
生ビールが割安ながら
サイズは中と小の間くらい。

別卓に運ばれてくのを見たら
泡もあふれんばかり。
生を見限り、中瓶を通すと
きゅうり&大根の酢漬けがー。

ダックセットの選択肢は広い。
担々麺・海鮮麺・上海焼きそば・
五目炒飯・海老チリ・回鍋肉・
麻婆豆腐・回鍋肉・八宝菜などが
1550~1650円の価格帯に納まる。
海鮮麺を麺半分で発注した。

ダックは皮のみならず、
肉もしっかり付いている。
本来この料理はこんがり焼いた、
皮を愛でるものだ。

肉付きは四川ダックと呼ばれ、
薄餅の代わりに
花巻(素饅頭)が相方となる。
やはり皮だけのほうが好い。

細切りきゅうりに白髪ねぎ、
四川味噌のソースがたっぷり。
アヒル肉も柔らかく、
それなりに楽しめた。

具材満載の海鮮麺は塩味スープ。
レベルの高さをうかがわせる。
プリッとした小海老2尾、
飾り包丁入りのイカ2片、
割れ身ながら帆立貝柱3個。
野菜は白菜・小松菜・にんじん・
竹の子・キクラゲと多種多彩。

高級店なら海鮮麺だけで
1650円を軽く超えるだろう。
箸袋に支店網が記載され、
銀座・高田馬場のほか、
横浜中華街にもあった。
ビールを中瓶1本にとどめ、
会計は2288円也。

似顔絵描きの姿が
すっかり消えた石段を上り、
西郷さんとご対面。
彼のまなざしの先、
ふるさと薩摩の方向を
仰ぎ見て帰路に着きました。

「北京鴨店
(ペキンカォヤーテン)上野店」
 東京都台東区上野1-57
   UENO 3153 1F
 03-5846-8058