「白い部屋」がリリースされたのは1975年。
J.C.が欧州放浪の旅から帰り、
生まれて初めてサラリーマンになった年だ。
東京の街には同じジュリーの「時の過ぎゆくままに」が流れていた。
翌々年、レコード大賞を受賞した「勝手にしやがれ」をしのぐ、
最大のヒット・ナンバーがコレ。
しかし、わが心に深く刻まれているのは「白い部屋」。
”朝のコーヒー 冷めてしまうと 僕をゆすり起こした人”、
この部分に差し掛かると、今でも胸の奥が波立つ。
ここ十数年、ほとんどコーヒーを口にしなくなったけれど、
毎朝のように飲んでいた時代があったんだよなァ。
フフッ(自嘲的笑い)、それも遠い昔のこと、
今じゃ、ゆすり起こすのは猫だヨ、
「腹へった、メシよこせ!」ってヨ、ったく。
不可解なことに名曲「白い部屋」はあまりヒットしなかった。
先日ふと思い、年がいもなく(ジュリーよりずいぶん若いけど)、
初めてカラオケで歌ってみた。
いやはや、キーが高いせいかノドが悲鳴を上げたわ。
「勝手にしやがれ」の3倍はエネルギーを消費したネ。
オマケにヘビメタ調の後奏がバカ長く、
まず拍手はもらえないから骨折り損のくたびれ儲け。
これほどカラオケに向かない歌はない、でも、また挑戦するぜ。
「よこはま・たそがれ」のホテルの小部屋や
「積木の部屋」の西日だけが入る狭い部屋と違い、
「白い部屋」にはそれなりのスペースがありそう。
”むなしい広さ うずめるものは”とあるから
主人公の暮らし向きはよかった模様。
でもって、ジュリーのマイ・ベストスリー。
① 白い部屋
② あなただけでいい
③ 時の過ぎゆくままに
次点:ダーリング
あらためてチェックして再認識した。
五木ひろし、布施明、沢田研二を比較すると、
一番好きなのはジュリーの歌。
色気というか、輝きというか、
観ても聴いても異次元の魅力にあふれていた。
振り返ればこの三人は隔年でレコ大を受賞している。
1973年 五木ひろし 夜空
1975年 布施明 シクラメンのかほり
1977年 沢田研二 勝手にしやがれ
すき間を埋めたのは森進一(襟裳岬)と都はるみ(北の宿から)だ。
最後に一昨日の参院選で、
山本太郎を勝利に導いたのはJR中央線・荻窪駅前における、
ジュリーの応援演説だったことを付け加えておきたい。
=おしまい=
J.C.が欧州放浪の旅から帰り、
生まれて初めてサラリーマンになった年だ。
東京の街には同じジュリーの「時の過ぎゆくままに」が流れていた。
翌々年、レコード大賞を受賞した「勝手にしやがれ」をしのぐ、
最大のヒット・ナンバーがコレ。
しかし、わが心に深く刻まれているのは「白い部屋」。
”朝のコーヒー 冷めてしまうと 僕をゆすり起こした人”、
この部分に差し掛かると、今でも胸の奥が波立つ。
ここ十数年、ほとんどコーヒーを口にしなくなったけれど、
毎朝のように飲んでいた時代があったんだよなァ。
フフッ(自嘲的笑い)、それも遠い昔のこと、
今じゃ、ゆすり起こすのは猫だヨ、
「腹へった、メシよこせ!」ってヨ、ったく。
不可解なことに名曲「白い部屋」はあまりヒットしなかった。
先日ふと思い、年がいもなく(ジュリーよりずいぶん若いけど)、
初めてカラオケで歌ってみた。
いやはや、キーが高いせいかノドが悲鳴を上げたわ。
「勝手にしやがれ」の3倍はエネルギーを消費したネ。
オマケにヘビメタ調の後奏がバカ長く、
まず拍手はもらえないから骨折り損のくたびれ儲け。
これほどカラオケに向かない歌はない、でも、また挑戦するぜ。
「よこはま・たそがれ」のホテルの小部屋や
「積木の部屋」の西日だけが入る狭い部屋と違い、
「白い部屋」にはそれなりのスペースがありそう。
”むなしい広さ うずめるものは”とあるから
主人公の暮らし向きはよかった模様。
でもって、ジュリーのマイ・ベストスリー。
① 白い部屋
② あなただけでいい
③ 時の過ぎゆくままに
次点:ダーリング
あらためてチェックして再認識した。
五木ひろし、布施明、沢田研二を比較すると、
一番好きなのはジュリーの歌。
色気というか、輝きというか、
観ても聴いても異次元の魅力にあふれていた。
振り返ればこの三人は隔年でレコ大を受賞している。
1973年 五木ひろし 夜空
1975年 布施明 シクラメンのかほり
1977年 沢田研二 勝手にしやがれ
すき間を埋めたのは森進一(襟裳岬)と都はるみ(北の宿から)だ。
最後に一昨日の参院選で、
山本太郎を勝利に導いたのはJR中央線・荻窪駅前における、
ジュリーの応援演説だったことを付け加えておきたい。
=おしまい=