2024年5月24日金曜日

第3543話 チャーハンに 登ったエビは 十三尾

東急東横線・祐天寺に出没。
かつてGFが棲んでおり、たびたび訪れた。
今世紀初頭の昔話だが馴染みの町ではある。

今日のランチは駅から徒歩3分の「三久飯店」。
祐天寺の中華は「来々軒」が好きだけれど
エビチャーハンの噂を聞きつけてやって来た。

12時ちょうどに到着すると、
8割程度の入りながら単身なので相席になる。
飯店を名乗っていても典型的な町中華。
カウンターがあれば、使い勝手がいいのにネ。

ドライ中瓶と目当てをお願い。
当店のチャーハンはフツーが800円。
五目・エビ・カニは揃って1000円。
何はともあれ、エビチャーが人気の的で
飯の小山にドッサリ乗っているという。
なるほど、客の半数が注文している。
カニだとこうはいくまい。

向かいのオジさんの麺が運ばれた。
ん? 何だろう?
もやし主体の野菜に豚肉もタップリ。
もやしそばかな?
タイトルロールの三久メンかもしれない。

J.C.のエビチャーが届いた。
ホントだ、黄色い飯の山に小エビが登っている。
ヒマに任せて数えたら13尾と来たもんだ。
エビたちは小麦粉にまみれて炒まっており、
チャーハンの具材は玉子・ねぎ・グリンピース。

清湯をレンゲですくい、一口。
けして悪くはないが、ちと頼りない。
続いてエビを箸でつまんだ。
まあ、こんなものかな。

エビ炒めをおかずに
玉子チャーハンを食べてるみたいだ。
問題は黄色い飯で、やたらめったら柔かい。
パラパラ系が好みなんだが
シットリを通り越してネッチョリ。
明らかに苦手なタイプで
味付け自体は悪くなくとも困り果てた。

どうにかこうにか頑張って
エビのすべてと飯の3分の2をクリア。
1650円を支払い、ごちそうさまでした。

店の前は4号線・昭和通りの道幅に比べ、
8分の1ほどの狭さだが、これも昭和通り。
古刹・明顕山祐天寺を向こうに拝み、
駒沢通りを中目黒へ向かいました。

「三久飯店」
 東京都目黒区祐天寺2-17-11
 03-3711-5946