2020年10月26日月曜日

第2510話 歩いて歩いて 世田谷区 (その2)

経堂のお次は豪徳寺。

J.C.はこの道筋が大好き。

ユリの木通りは楽しく歩けて心が弾む。

短いながらも都内有数の散歩道は

マイBest 10 プロムナードにランクイン間違いナシだ。

 

小田急線・豪徳寺駅は

東急世田谷線・山下駅とサイド・バイ・サイド。

東武スカイツリーライン・牛田駅と

京成本線・関屋駅に等しい相互関係にある。

 

ラーメンを250円で提供していた、

「満来」の建物は残っていたが閉業したのだろうか?

店先の品書きはそのままなれど―。

備長炭の焼き鳥で1杯飲った「まつり邑」は健在。

早くも店は開いていたものの、食指動かず見送る。

 

ここで進路を変え、小田急沿線を外れ、

京王井之頭線・東松原駅方面へ。

豪徳寺の商店街を抜けると住宅街が続く。

他人様の家を眺めても仕方ないから

住宅街はちっとも面白くないネ。

 

黙々と歩行を進め、

気がついたら東松原をオーバーウォーク。

明大前に到達しちまった。

散策の魅力に欠ける駅周辺は退屈だ。

 

はて、何処に行くかな? 

思えば遠くへ来たもんだが、まだまだ歩ける。

明大前の隣り町というか、駅でいうと

代田橋・下高井戸・東松原・永福町が、東西南北。

 

駅改札から出て来る人波を眺めながら短考。

結局、井之頭線沿いに東松原へ南下する。

方向的に戻り気味ながら

来た道をあからさまに戻るわけではない。

豪徳寺から大きく迂回して下北沢方面に向かうことになる。

 

日も暮れかかってきた。

少々、急ぎ足で新代田・下北沢を素通りし、

ほぼ10年ぶりの池ノ上に到着。

前回は「レストラン3」で会食した。

ここでもちょいと心配になって出向いてみると、

営業は継続している様子だが、おそらく開店は18時。

時刻はまだ17時で界隈の店は和・洋・中を問わず、

18時オープンが目立つ。

 

ふと、或る1軒が脳裏をよぎり、

一つ渋谷よりの駒塲東大前を目指した。

日はとっぷりと暮れ、暗い夜道をテクテクテク。

こういうのもハイテクの一種であろうヨ。