2023年12月7日木曜日

第3422話 昔の部下と酌み交わす

かつての部下、T村クンから電話あり。
同僚のK田クンともども
「久しぶりにお会いしたい」
というので、もちろん快諾。
土曜の夕べ、アメ横に繰り出した。

界隈の気に入り店「かのや」は週末の予約不可。
ただし、回転はすこぶる速く、
あまりお待ちいただかなくとも
席のご用意ができるとのこと。

約束の17時半に2階に上がると、
2人は席が空くのを待っていた。
店内は満員の盛況ぶりだが
混雑というより、ごった返していた。
さすがに上野は東京一の飲み屋パラダイスだ。

そして驚いたのは客の年齢層。
ザッと見回して50人ほどだが
ほとんどすべてが若者である。
オッサンは1人として見かけない。
独り呑みの孤独なオッサンはみな、
1階のカウンターで手酌酒なんだ。

♪ 一人酒場で 飲む酒に
  帰らぬ昔が なつかしい ♪

てな感じ。

ドライの大瓶を注ぎ合って乾杯。
最初に通したのは必食アイテムのミナミマグロ。
赤身・中とろ・大とろの3点盛りだ。
これは合い盛りにせず、
1人前づつ3台に分けて3人前お願い。
そしてこれまた必注のカニクリームコロッケは2人前。
あとは焼き鳥のモモとレバーとつくね。

T村とは6年ぶり、K田とは10年くらいになるかな?
思い出話は尽きることがない。
T村は8年前に会社を辞して今は大手海上火災勤務。
K田は会社をずっと離れずに現役のバリバリである。

「かのや」を2時間で追い出されて二次会。
湯島の奥様公認酒場を自称する、
「岩手屋支店」に流れた。
当店の主力銘柄、七福神の冷たいのを大徳利でー。
つまみは穴子の白焼きのみ。
こちらもずいぶん混み合っていた。

若い頃と違い、お開きは早い。
「岩手屋」の閉店が早いこともあるけどネ。
帰りは3人揃って御徒町からJR京浜東北線。
J.C.ー日暮里 K田ー川口 T村ー大宮
それぞれ1本で帰れるところは偶然の一致なり。

「春になったらまた飲もう」ー
約しながら握手し、別れましたとサ。

「かのや本店」
 東京都台東区上野6-9-14
 03-5812-7710
 
「岩手屋支店」
 東京都文京区湯島3-37-9
 03-3831-9317