2024年4月8日月曜日

第3509話 玉ねぎまみれ 金町の午後 (その2)

葛飾・金町の午後3時半。
「さと村」でくつろいでいる。
ペタペタ壁に貼られた貼り紙を
ぼんやり見ていたら玉ねぎ焼酎があった。

先刻のスタッフに
「玉ねぎで焼酎なんか出来るの?」ー訊ねたら
「エッ? エエ」ー何だか頼りない返事。
まずはボトルを見せて貰う。

淡路玉葱40%以上使用 
玉ねぎ焼酎 淡路のひだまり
とあった。

単式蒸留焼酎の原料は
玉ねぎのほかに国産米と麦麹。
販売者は兵庫県洲本市の淡路酒販。
製造所が徳島県上板町の日新酒類。
アルコール分25%、内容量720ml。

ロックで所望したら
大き目のグラスになみなみと注がれて来た。
こりゃ酔っ払ちまうゾ。
玉ねぎの香りはまったく感じない。
25度にしてはもっと強く感じた。

頼りない返事のオネエさんに
「玉ねぎつながりで淡路のオニオンスライスを
 いただこうかな?」
「ソレ、いいですネ」
「淡路モノが目立つけど
 オーナーかマスターが淡路島の出身なの?」
「そうなんです」
「焼き場で焼いてる彼?」
「そうです、そうです」

オニスラがとても美味しい。
淡路の特産といえば、第一に玉ねぎだが
新玉ねぎの如くにフレッシュだ。

ものはついで。
玉ねぎスープも頼んじまった。
こちらは多少の化調感が残るものの、
揚げ玉ねぎチップが大量に浮いて香ばしい。
コレも好かった。

お勘定は金2180円也。
何だかスゴく得をした気分で
南口ロータリーから小岩行きのバスに乗りました。

「さと村」
 東京都葛飾区東金町1-25-5
 070-2001-5746