2022年6月21日火曜日

第3041話 内房線に乗って

JR千葉駅で内房線に乗り換えた。
行く先は市原市・姉ヶ崎。
旧友・N田クンの自宅を訪問する手はずだ。
今日は重要なブツの引き取りが待っている。
おそらく本年のMVD(deal)となろう。

予定より30分も早く到着。
ノドを歓ばせるため、駅前を物色する。
いや、店が無いねェ。
線路の反対側は工業地帯で
働き手目当ての商売があるようだが
東口は非常に少ない。
それでも海鮮居酒屋と中国料理店を見つけた。

餃子でビールを飲もうと「明湘園」へ。
ドライの中瓶を通し、
念のためグランドメニューを開いたら
前菜三色盛合わせ(850円)があった。
写真に焼き豚、クラゲと
何かもう1種、映っている。
これなら腹にたまらなず、ちょうどいいや。

もう1種は棒々鶏だった。
よかったのはぶっといクラゲ。
コリコリの歯ざわりがなかなかだ。
逆にパサつく焼き豚は感心しなかった。

メニューに”台湾”の文字が散見され、
台湾料理店を謳わずとも
オーナーかシェフ、
あるいはオーナー兼シェフが
台湾出身者と推測される。

もう1本追加しようと思ったが
そうもしていられない。
そろそろ時間だ。
1370円を支払い、
リターン・トゥー・ザ・ステーション。
迎えてくれたN田の運転でお宅へ。

まずはブツの見定め。
五択を迷わずに即決した。
そうしておいて乾杯は冷たいビール。
あとは奥方の手際よい手料理にもてなされ、
昔話にひと花咲かせる。

明るいうちに再び彼の運転で駅へ。
デリケートなブツの運搬には気を使う。
ラッシュにもまれたくないから
今度は千葉駅で京成本線に乗り換えた。

都営浅草線直通の電車を浅草で降り、
そこから都バスで自宅そばへ。
運び屋の任務を無事に終え、
あらためて飲み直しの巻でありました。

「明湘園」
 千葉県市原市姉崎東1-12-14
 0436-62-7168