2022年6月22日水曜日

第3042話 食堂の かつ丼ズシリ 春日町

都営大江戸線の起点にして終点は光が丘。
都心から向かえば、その一つ手前が練馬春日町。
今日は昼めしを食べに来た。

食堂「まいこや」は地元の人気店ながら
営業時間が11~14時の3時間のみ。。
加えて近所に飲食店が少なく、
いつも立て混んでいるという。
噂を聞きつけ遠征した。

12時に入店すると、満席ではないが満卓。
四人掛けに一人が何卓かあるからネ。
でも、五目そばを食べてた爺ちゃんが席を立ち、
すんなりと着卓できた。

ビールはキリンラガーの大瓶だけで
アルコールはほかに置いてないようだ。
ベター・ザン・ナッシングで通す。
おろし生姜が乗った冷奴が付いてきた。
切り盛りはオバちゃんとオイちゃん二人きり。
ご夫婦のようでどちらも元気いっぱい。

かつ丼が一番人気と聞いたが
見たところ誰も食べていない。
代わりに黄色いカレーライス(500円)を何人もが。

本日の定食は
焼き魚ー鮭と玉子焼き(700円) 
豚のスタミナ焼き(750円)
どんぶりはかつ丼・親子・開化がみな600円だ。
迷いもせずにかつ丼をお願い。

待つこと5分少々。
わかめの味噌汁・きゅうり浅漬けを従えて
かつ丼がド~ンと登場した。
いや、存在感あるねェ。
左手にズシリときたヨ。

ごはん半分にしなかったのは
つゆとのバランスが崩れ、
味が濃くなる懸念があったため。
値段からすればカツのサイズもじゅうぶんで
玉子のとじ加減も上々。
でもやっぱりごはんを食べきれなかった。

焼き魚定食は12時半で売切れ。
しかし、かつ丼の注文がまったく入らないネ。
すると、食べ終わる頃に相席になったアンちゃん。
彼がかつ丼を頼んだヨ。

セルフじゃないのにみな下げ物を自分でしていく。
店と客に通うぬくもりが伝わってくる。
ごはんの残しをオバちゃんにあやまり、
1200円を支払って、ごちそうさまでした。

「まいこや」
 東京都練馬区春日町3-11-11
 03-3999-5722